◇議会報告 【平成20年第4回北海道議会定例会】 一般質問(代表格) 平成20年12月1日 「指摘」

月曜日, 12月 01, 2008

《 一般質問(代表格) 【指摘】 》 
 

 

 平成20年12月1日 
 質問者 自民党・ 道民会議 : 千葉英守 

 

 
 ただいま答弁いただきましたが、以下の点にわたり指摘をさせていただきます。 
 
 まず最初に、本道の景気動向などについてであります。 

 知事は、全国に比べ景気回復が遅れていた本道経済は更に厳しい状況に直面しているとの認識を示し、自動車など輸出産業や関連する地元企業の生産や雇用への影響が見られることから、市場開拓支援や地域の雇用維持、安定に向けてきめ細やかな対応をするとの答弁でありました。日本経済は、年初来の原油・原材料価格高によって景気にかげりを見せていたところ、アメリカに端を発した金融危機が世界各国に拡大した影響を受け、景気後退局面に入っております。北海道経済は、好況局面には他地域に遅れて入り、先んじて不況局面に入る傾向があり、このたびの景気後退に、道として積極的な施策をスピード感を持って実施していかなければ、景気後退が定着し長期停滞に陥ることも懸念されます。昨日、来春学卒者の内定が取り消されたたという、大変残念なニュースを目にしました。意欲を持って社会に貢献しょうとしていた若者の旅立ちの出鼻をくじくような事態を繰り返してはなりません。道内企業の経営を改善し、雇用を確保することによって、道民の生活を守り、厳しい状況にある道財政の回復の基盤を確かなものとすることができると考えます。知事の造詣の深い分野でもあり、知事の強いリーダーシップの下、胴の組織挙げて、的確な情報を迅速に把握し、対応策を講ずるよう、強く求めておきます。 

 
 
 次に、地域振興条例素案と支庁制度改革についてであります。 
 
 地域振興条例素案について、地域振興に責任を負う市町村との関係などをお尋ねしましたが、市町村が地域振興に大きな役割を担う中心的な主体であり、道はその市町村の役割を支援することを基本理念として、 6つの連携地域ごとの「政策展開方針」を条例の地域計画に位置づけて地域振興を推進する、加えて、支庁制度改革による振興局地域を想定する「特定地域」の対象地域や支援措置の内容は、道議会の論議などを踏まえて定めていく、との答弁でありました。また、支庁制度改革については、地域との話し合いを進めるとの指摘を真摯に受け止め、支庁改革の進め方や地域の振興などについて、長村会をはじめ地方4団体との意見交換の場を早急に設けたい、との答弁がありました。このたびの条例素案は、支庁制度改革に伴って、これまでの地域振興に関する役割を整理し明文化することとなったものでありますが、道は、これまで条例を持たないまま、市町村と連携して計画的に地域振興を進めてきております。
また、支庁制度改革との関連、特定地域とそれ以外の地域の地域振興のあり方など素案の課題が明らかとなり、さらに、支庁制度改革では改革の進め方などの課題があります。「百年に一度」の改革を円滑に進めるためには、地域との丁寧な話し合いを重ねて、課題の一つひとつに対応していくことが必要であることを指摘しておきます。我が会派は、地域振興条例及び支庁制度改革について、一般質問、予算特別委員会においても、引き続き議論を深めてまいります。 

 
 
 次に、歯科保健8020対策についてであります 
 
 一昨年度、フッ化物先口の周知徹底を図る為に道立学校や市町村教育委員会に対して、道教委がそのガイドラインの通知をしたにも拘らず、本道における実施率は小学校で2.3%、中学校で0.6%であることが判明しました。道教委が、「このフッ化物先口は子供たちの健やかな成長を図る上で重要だ」と認識をされているのであれば、ほとんどの学校で実施をされていない原因はどこにあるのかをしっかると分析をし、保健福祉部と道教委がしっかりと連携し、早急に実施率をあげていくことを強く求めます。 

 
 
 次に、社会資本の維持管理についてであります 
 
 平成19年度において道路・河川の維持作業や除雪作業などに関する道民からの苦情や要望件数は、平成15年度に比較しておよそ2倍に及ぶ7,530件に増加しております。このことは、とりもなおさず高齢化率の高い本道にとって極めて切実な課題となっております。知事は、維持管理費の削減により道民から厳しい意見をいただいていることを認識した上で、維持管理に対する基本的な方針を定め、適切な管理水準の確保に努めるとの答弁でありました。現時点における管理水準が「適正」なものであるかを見極めることにより、基本的な方針を定める際には、道民からの苦情をこれ以上増やさない、そして道民の安全で安心な暮らしをしっかり守るという、強い意志を明確に示した上で策定するよう、指摘しておきます。 

 

 最後に、学力向上対策についてであります 
 
 本道において小学生と中学生に対して行われた学力テストの結果は、2年連続で全国の最下位グループとなりました。我が会派は、本道の児童・学生にしっかりとした学力を身に付けさせてあげることが道教委の責務であると考えておりますが、道教委の先ほどの答弁をお聞きしても「基本的な内容について十分に理解し応えて行くことが出来る力を全ての子供たちに見につけさせる取り組みを積み重ねる」と答えるのみで、その答弁から危機感は全く感じられません。この際、道教委は本道の児童・生徒の学力を向上させる際に「明確な目標」を掲げ、積極的に取り組んで行かなければならないということを強く指摘いたします。 
以上で、私の質問を終わります。 

 



ご意見・ご感想をお寄せください