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◇議会報告 「第3回北海道議会定例会」 一般質問 平成19年9月25日 【観光政策について】

火曜日, 9月 25, 2007

《 観光政策について 》

一 観光政策について
 (一) 新しい北海道観光のくにづくり行動計画について
 (二) 観光入込客数などについて
 (三) 市町村などとの連携について
 (四) 食・サービスの満足度の向上について
 (五) 国際観光戦略について
 (六) 東アジア観光戦略について
 (七) 海外からの修学旅行生の誘致について
 (八) 北海道外客来訪促進計画における新千歳空港の位置づけについて
 指 摘

平成19年9月25日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 

一  観光政策について
(一) 新しい北海道観光のくにづくり行動計画について

 平成14年に制定された北海道観光政策の基本的行動計画であります「北海道観光のくにづくり行動計画」の改訂版と言うべき「新しい北海道観光のくにづくり行動計画」は現在観光審議会で議論を深めて頂いており、今後パブリックコメントを求めて、議会議論を踏まえてスタートいたしますが、そこで、「北海道観光のくにづくり行動計画」と今回の「新しい北海道観光のくにづくり行動計画」との相違点は何処にあるのか、目指すべきものは何なのか、お伺いいたします。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 知 事
 
新しい北海道観光のくにづくり行動計画についてでありますが、
 
○ 「観光はまちづくりの総仕上げ」と言われているとともに、さまざまな産業に関連するすそ野の広い産業であることに着目し、新しい計画においては、

  • 地域に暮らす人々が、地元の優れた資源に愛着を持ち、訪れた人々との交流により自信と誇りを持ち続けながら、それぞれの地域において、魅力ある観光地づくりをおこなっていくこと
  • 各地域において、観光と農林水産業など、幅広い産業にかかわる人たちや地域の人たちが結びつき、観光消費を地域内でしっかりと受け止めて、地域における経済の活性化を図っていくこと

の2つを計画の目標として掲げ、観光を北海道における真の意味でのリーディング産業として発展させていくことをめざしているところ。

 
○ なお、今回の計画においては、「観光立国推進基本法」において掲げられている国内外からの観光旅行の促進や観光が果たす役割の重要性といった理念を踏まえるとともに北海道洞爺湖サミットを契機として、環境保全の視点を観光施策に取り入れることなども考慮しながら策定を進めてまいりたい。

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一  観光政策について
(二) 観光入込客数などについて

 この計画では、平成24年度の観光人込客数6,500万人、外国人の来道者数110万人という目標を掲げております。しかし、平成22年度を目標年とする知事公約、北海道経済活性化戦略ビジョンでは、観光人込客数は同じ数値であるものの、外国入来道者数は10万人少ない100万人。さらに、新しい総合計画では、平成29年度の観先入込客数6,600万人、外国入来道者数120万人となっております。いろいろと目標数値があるが、北海道の観光振興の基本となる観光のくにづくり行動計画の目標値の基本的な考え方について伺う。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 経済部長
 
目標数値の考え方についてでありますが、
 
○ 道の平成18年度観光入込客数調査によると、北海道を訪れた観光客は4,909 万人 となっていることから、新しい行動計画でも目標値を現行動計画と同じ6,500万人と掲げ、地域の観光資源の発掘や磨き上げ、ホスピクリティの向上を含めた受入環境の整備などにより、観光客の満足度を高めていくとともに、北海道洞爺湖サミットを契機とした北海道観光の魅力の発信などを通じてこの計画の目標値の達成に全力で取り組んでまいりたい。
 
○ また、外国人の来道者数については、平成18年度調査では現行計画を上回る59万人となっており、国際観光の市場動向や国の「観光立国推進基本計画」の目標などを参考に、新しい計画においては110万人という目標値を設定したところ。
先に申し上げた取組に加え、各国・地域の市場特性やニーズの分析に基づいた効果的かつ効率的なプロモーションなどを行うことにより、この目標を達成してまいりたい。

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一  観光政策について
(三) 市町村などとの連携について

 今回の「新しい北海道観光のくにづくり行動計画」の目標ハードルは高いものになっているだけに、地方自治体には観光政策を策定して頂く要請をすべきと思いますがいかがでありましょうか。特に北海道観光の拠点である札幌市に観光計画がありません、札幌市に対して観光計画策定を知事から要請すべきと思います、そして北海道、札幌市、各自治体、関係団体との連携の中、「新しい北海道観光のくにづくり行動計画」を推し進めるべきと思いますが、知事のご所見をお伺いいたします。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 知 事
 
市町柿との連携などについてでありますが、
 
○ 観光の振興にあたっては、道民一人一人が共通認識を持って、取組を進めていくことが必要であることから、新しい行動計画は、観光に関わるさまざまな主体や地域がそれぞれの課題や個性、特性を踏まえ観光振興に関する計画などを策定し推進する際の指針として示すものであり、各地域においては、この指針に沿ってそれぞれの実情を踏まえながら主体的に観光振興のビジョンなどを策定し、観光振興施策を着実に推進していくことを期待するものである。
 
○ 道といたしましては、新しい行動計画の普及啓発を図り、観光に対する意識の醸成に努め、市町村や観光関係団体、観光事業者の方々との一層の連携を図るとともに、幅広い経済団体、市民団体や道民の協力をいただき、効果的な観光振興を図ってまいりたい。

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一  観光政策について
(四) 食・サービスの満足度の向上について

 素案に目標、目標値が示されているが、その中で「食とサービス」が観光政策の中でも大きな要素。今回の計画で、それを満足度を80パーセントに底上げしたことは、大変良い事だと思うが、その手法、その手だてを、伺う。
 食の豊富な北海道において、地域によって食の満足度が生かされない、サービスが行き届かないことは誠に残念。私見であるが、「全調理師会」や「日本ホテル協会」など、知識経験を遺憾なく発揮できる「食の達人」「サービス業の達人」と言われる団体の力を借り、派遣事業を考えて、全道の「食」「サービス」の底上げをしていくべきと考えるが、あわせて見解を伺う。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 経済部長
 
食・サービスの満足度向上についてでありますが、
 
○ 食は北海道の重要な観光資源であり、多くの観光客が、新鮮で美味しい食物を北海道観光の魅力に挙げていることから、道では、これまで、ホテル・旅館における道産米や牛乳の使用など地産地消の取組のほか、著名なホテルなどの料理人をアドバイザーとして活用させていただくなどして、生産者の顔が見える安全・安心な道産食品を活用した創作料理の開発などに取り組んできたところ。
 
○ 今後とも、これらの食やサービスの専門家の一層の活用を図ることにより、各地域において、それぞれの特色を活かした魅力あるメニューづくりを支援するとともに、ホテル・旅館関係者と一次産業関係者との意見交換会の開催や旬の食材や安全・安心で信頼できる道産食材の情報発信に積極的に取り組むなど、観光客の食やサービスに関する満足度の向上を図ってまいりたい。

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一  観光政策について
(五) 国際観光戦略について

 外国人来道者の入り込みが、平成18年度末統計で59万人と計画を5万人も増加しております。その成果を感じております。
 来年、主要国北海道洞爺湖サミットが開催されますが、北海道にとって外国人観光客の誘客の絶好のチヤンスであります。サミット後の観光戦略をどのように考えるか、所見を伺います。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 知 事
 
サミット後の観光戦略についてでありますが、
 
○ 外国人観光客の誘客を図ることは、本道経済の活性化のみならず、世界とのつながりを深め、相互理解の促進や経済関係の進展につなげて行くためにも重要な課題と考えるところ。
 
○ これまで、東アジア地域を中心に宣伝誘致活動に積極的に取り組んだことにより、台湾、韓国など同地域からの来道者は着実に増加してきたところ。
 
○ 道といたしましては、北海道洞爺湖サミットの開催を、北海道の魅力を世界に発信する絶好の機会ととらえ、積極的な情報発信を行うとともに、東アジア地域はもとより、北米やヨーロッパなども視野に入れながら質の高い観光地づくりやプロモーション活動に取り組むなど、サミット開催による効果が将来的にも十分に活かされるよう外国人観光客の誘客に取り組んでまいる考え。

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一  観光政策について
(六) 東アジア観光戦略について

 特に各都府県は東アジアからの誘客に力を入れておりますが、北海道として、国別戦略など、東アジア戦略をどのように考えるか、ご所見を伺います。

 
所  管: 経済部観光のくにづくり推進局
答弁者: 知 事
 
東アジアに対する観光戦略についてでありますが、
 
○ 東アジアは、外国人来道者の多くを占め、道としては、中国や韓国などを対象に、これまでも観光ミッションの派遣や旅行博覧会への出展などさまざまなプロモーション活動を行ってきており、今後とも海外からの訪客を進める上で重要な地域と認識。
 
○ 先般も、私が先頭に立って台湾を訪問し、ドライブ観光など北海道観光の新しい魅力をアピールしてきたところ。
 
○ 東アジアにおいても、台湾は外国入来道者の約半数を占め、定期便のほかチヤーター使によるツアーを数多く実施しており、韓国・香港は個人旅行者も多く、また、中国本土は巨大な潜在市場であるというように、国や地域によってマーケットの特微かあるところ。
 
○ 道といたしましては、このような状況を踏まえながら、観光客のニーズに的確に対応し、ターゲットを絞った効果的なプロモーション活動や新たな市場開拓も進めるなど、東アジアからの誘客に積極的に取り組んでまいる考え。

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一  観光政策について
(七) 海外からの修学旅行生の誘致について

 外国人来道者を拡大する上で、海外からの中学・高校生の修学旅行を受け入れることは、国際交流、また、将来のリピーター化にも繋がることから、極めて有意義と考えます。しかし、先頃、北海道訪日教育旅行促進協議会が、道内の中学、高校にアンケート調査を行ったところ、「受け入れ可能、場合によって受け入れ可能」と答えた学校は、中学で15.5%、高校で21.1%に止まったとのことであります。これについて、教育長の認識を伺うとともに、今後の対応について伺います。

 
所  管: 学校教育局高校教育課
答弁者: 教 育 長
 
海外からの教育旅行の受入れについてですが、
 
○ 海外からの教育旅行の受入れは、青少年の相互の国際理解を深めるとともに、生徒の国際性を養う観点から、大切なものと認識しているが、この度の北海道訪日教育旅行促進協議会のアンケート調査結果をみると、こうした考え方が、各学校に十分浸透していなかったものと受け止めている。
 
○ 一方、本道における海外からの教育旅行の受入れの実績については、平成18年度において、中学校で26校、高等学校で16校が受入れを行っており、ご要望のあった海外からの教育旅行の受入れについては、すべて対応しているところ。
 
○ 道教委としては、過日、高校長協会支部長研究協議会において、外国からの研修旅行の生徒との交流を行うなどの国際理解教育の一層の充実について理解を求めたところであり、今後とも、各学校に対し、様々な機会を通して、青少年相互の国際理解教育について認識が一層深まるよう指導するとともに、青少年教育施設を交流の場として提供することなども視野に入れ、海外からの教育旅行の受入れが円滑に行われるよう努めてまいる。

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一  観光政策について
(八) 北海道外客来訪促進計画における新千歳空港の位置づけについて

 平成17年の外客来訪促進計画の改定に当たって、新千歳空港の位置づけについては、北海道長期総合計画において「国際拠点空港化」となっていることから、原案では同様の表現とすることになっておりましたが、国との協議を進める中で「世界に開かれた拠点空港」という表現に修正した経過があります。
 今回の改定に当たっては、新千歳空港を国際的な拠点空港と明示すべきであり、そのような表現とすることを国に認めてもらうべきと考えますが、知事のお考えをお聞かせ願います。

 
所  管: 企画振興部新幹線・交通企画局参事
答弁者: 知 事
 
北海道外客来訪促進計画における新千歳空港の位置づけについてでありますが、
 
○ 第3次北海道長期総合計画においては、北の空の国際交流拠点をめざして、機能面の充実や国際定期航空路線網の拡充などにより、国際拠点空港化を進めることとしているところ。
 
○ 北海道経済の活性化を図るためには、引き続き、新千歳空港の施設の整備や機能の充実を図り、東アジア地域をはじめとした世界各国との連携・交流を更に推進することが必要であることから、今後とも新千歳空港のポートセールスなどを行うこととしているところ。
 
○ 道としましては、外客来訪促進計画の改定にあたっては、新千歳空港を国際的な拠点空港と明示することについて、国と協議して参りたいと考えているところ。

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指 摘

 
 只今、知事・教育長からご答弁を頂きましたが、2点指摘をさせて頂きます。
 
 北海道観光政策について、この度の「新しい観光くにづくり行動計画」のハードルは非常に高く設定しようと致しております。観光入込み客数をみても、平成18年度 4,900万人から、目標値 6,500万人であります。知事がいくら、地域の実情に沿って主体的に、観光振興ビジョンを策定し、観光振興施策を着実に推進していくことを、期待すると言っても、現実、観光政策には、地域、地域によって、まだまだ温度差があることは否めないと私は感じております。知事は公約通り、「観光立国北海道を大きなリーデング産業に」育てると努力をされております。今こそ、この「新しい北海道くにづくり行動計画」 「外客来訪促進計画」の計画を策定するにあたり市町村に観光政策を作って頂き、共に観光政策を推し進めないと目標達成は難しいと考えます。観光は「まちづくりの総仕上げ」といわれています。夢ある観光政策は、道と市町村との協同事業体であってほしいと考えます。知事の大きなリーダーシップを期待したいことを指摘しておきます。
 
 次に特別支援教育についてであります。
 
 「特別支援教育に関する基本方針」の素案が提示されましたが、特にここで触れたいのが、盲学校の在り方であります。必要性を認めながら、幼稚部から高等部までの一貫教育とまで触れていないことであります。重複障害を持った立場の弱い子供たちもいます。道財政は厳しい環境にあることも承知教しております。計画的整備を行って、就労支援までをも含めた一貫教育の早期実現を強く求めておきます。
 
以上で私の質問を終わらせて頂きます。

 

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◇議会報告 「第3回北海道議会定例会」 一般質問 平成19年9月25日 【新たな「公」を機軸とした地域づくりについて】

火曜日, 9月 25, 2007

《 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて 》

三 新たな 「公(こう)」 を機軸とした地域づくりについて
 (一) 意義について
 (二) 担い手づくりについて
 (三) 企業とのパートナーシップについて
 (四) モデル地域について
 (五) 専掌組織について

平成19年9月25日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 

三 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて
(一) 意義について

 次に、新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて伺います。
 
 私たちが生活していく上で必ず必要なもので個人では解決・調達できないサービスは、行政が公共サービスとして担ってきましたが、私的な活動とされてきた育児や介護が、今では公共サービスとなっているように、その守備範囲が拡大しております。しかし一方では、行政の財政悪化により、公共サービスを民間に委ねようという動きが出始めるとともに、自治会、住民団体、企業、NPO、社会的起業家など多様な民間主体が、公と私の中間領域でのサービスに参画しはじめております。
 
 新たな公とは、こうした多様な民間主体と行政とが協働して、従来の公の領域に加え、公共的価値を含む私の領域や公と私の中間的な領域にまでサービス活動を広げ、地域づくりに生かそうという考え方で、総務省や国土交通省などが具体的な政策として打ち出しております。
 
 そこでまず、新たな 「公」 を機軸とした地域づくりの意義をどう受け止めているか伺います。

 
所  管: 知事政策部参事
答弁者: 知 事
 
「新たな公」 による地域づくりに関してでありますが、
 
○ 人口減少や高齢化が急速に進行するとともに、地方行財政の効率化か求められている中、福祉や子育て、環境などの分野において、求められる公共サービスの範囲が広まってきているものと認識。
 
○ このような中、活力にあふれ、持続可能な地域づくりを進めていくためには、行政のみならず、住民団体、NPO、企業など多様な民間主体が、その担い手となって、地域にふさわしい様々な公共サービスを、提供していくことが重要であると考えている。
 
○ このようなことから、私としては、「新しい公共」 の考え方を大切にしながら、活力と潤いのある地域づくりに向け、各般の取組を進めてまいりたいと考えている。

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三 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて
(二) 担い手づくりについて

 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりを進めるに当たっては、何といっても担い手の育成確保が欠かせません。とりわけ、今後社会の第一線を離れる団塊の世代の活用が、その鍵を握ると考えますが、団塊世代の活用策についてどう考えているか伺います。

 
所  管: 知事政策部参事
答弁者: 知事政策部長
 
地域づくりの担い手に関してでありますが、
 
○ 地域社会をめぐる情勢変化を踏まえ、多様化する住民ニーズに対応していくためには、互いに支え合い、地域全体で助け合うといった、自助や共助の考え方に立った地域づくりへの取組が必要であると認識。
 
○ また、こうした取組を進めるに当たっては、住民の方々をはじめ、企業、NPO、町内会など、地域の多様な主体の参加が不可欠となるところであり、いわゆる、「団塊の世代」 の方々の活躍にも期待をするところ。
 
○ このようなことから、道としては、地域貢献への関心が高い 「団塊の世代」 が、コミュニィティ活動などに積極的に参画できるよう、各種のボランティア活動に関する普及啓発や、市民活動に関する学習機会の提供などを行っているほか、退職者の方々の協力による子どもたちへの学習支援などに取り組んでいる。
 
○ 今後とも、「団塊の世代」 も含め、多様な方々が連携・協働して、豊かな地域づくりを進めていくことができるよう、その環境づくりに努めてまいりたいと考えている。

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三 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて
(三) 企業とのパートナーシップについて

 また、地域の課題解決に向けては、企業の力も借りなければなりません。企業が、本来の企業活動とは別に、その力を地域づくりに役立てていただくことが重要です。道は、企業とのパートナーシップづくりを進めておりますが、これまでの取り組みと今後の取り組み方針について伺います。

 
所  管: 知事政策部参事
答弁者: 知事政策部長
 
企業とのパートナーシップについてでありますが、
 
○ 地域住民の二ーズが多様化する中で、民間企業の知識や経験、資金などを活かしながら、公共サービスの充実を図っていくことが重要と認識。
 
○ このため、道としては、昨年度から 「民間企業等との協働事業」 に取り組み、これまで、子育て、障がい者の自立、環境教育の支援といった幅広い分野で17件のタイアップ事業を実施したところ。
 
○ また、複数の分野で様々な事業展開を図る包括連携協定を民間企業2社と締結しており、「食」や「観光」産業の振興、中小・ベンチャー企業の育成、さらには、北海道遺産のPRなどに向けた協働事業を展開している。
 
○ 今後におきましては、企業の地域貢献への意識の高まりを踏まえ、さらに多くの企業のご理解とご協力が得られるよう、本事業の一肩のPRを図るとともに、市町村やNPO等にもこうした情報を積極的に提供するなどして、企業等との協働による地域づくりが活発化されるよう努めて参りたい。

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三 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて
(四) モデル地域について

 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりの例として、全国各地で道路、河川、公園等の美化活動に当たるアダプト制度や地域の生活バスの運行、さらには中心市街地の活性化策などが実践されておりますが、第一義的には市町村が中心になるものであります。しかし、道としても、こうした意義を認め、それを普及し全道に広げていくためには、モデル地域を選定し、市町村と道とが協働して進めるべきと考えます。所見を伺います。

 
所  管: 知事政策部参事
答弁者: 知事政策部長
 
市町村との協働についてでありますが、
 
○ 活力と潤いのある地域づくりを進めていく上では、道や市町村、民間・地域住民が、ともに連携していくことが、重要であると考えており、道としては、これまでも市町村や民間などとの連携・協働を図りながら、地域の活性化や自立支援に必要とされる施策の展開に努めてきたところ。
 
○ 今後におきましても、ご提言のあった 「新たな公」 といった観点や市町村との協働によるモデル的な取組といったことも踏まえ、関係各部との連携を深めながら、地域づくりに係る効果的な施策の検討を行って参りたい。

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三 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりについて
(五) 専掌組織について

 新たな 「公」 を機軸とした地域づくりを、これから本格的に進めるためには、道としても専掌組織を設け、しっかりと取り組んでいくべきと考えますが、見解を伺います。

 
所  管: 総務部人事局人事課
答弁者: 知 事
 
地域づくりの組織に関してでありますが、
 
○ 今後の道政展開に当たっては、「地域の再生・自立」といった視点から道や市町村、民間、地域住民との協働による活力と潤いのある地域づくりを進めていくことは、極めて重要であると認識しており、私としては、来年度の本庁組織機構の見直しを検討する中で、地域づくりを担当するセクションに、ご提言のありました 「新たな公」 を機軸とした地域づくりに向けた効率的・効果的な体制の整備を図ってまいりたいと考えているところ。
 
○ なお、地域づくりの担い手などについては、担当の部長が答弁いたします。

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◇議会報告 「第3回北海道議会定例会」 一般質問 平成19年9月25日 【特別支援教育等について】

火曜日, 9月 25, 2007

《 特別支援教育等について 》

二 特別支援教育等について
 (一) 特別支援学校の役割などについて
 (二) 特別支援学校の配置の考え方について
 (三) 異なる障がい種別の受け入れについて
 (四) 知的障がい高等養護学校などの受け入れ体制の整備について
 (五) 盲学校の在籍者数の状況などについて
 (六) 視覚障がい教育のセンター校の整備について
 (七) 知事の認識について

平成19年9月25日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 

二 特別支援教育等について
(一) 特別支援学校の役割などについて

 道教委は、本道における特別支援教育に関して、今後概ね10年間の基本的な考え方と施策の方向性を示す 「特別支援教育に関する基本方針(仮称)」 を本年度内に策定するとし、この度、その素案を公表されております。私は、先の第二回定例会の予算特別委員会において、特別支援学校における教育の在り方について質問をし、道教委の取組や見解を答弁いただいたところでありますが、素案を読ませていただき、全般的に物足りなさを感じております。この後、パブリックコメントを実施したり、14支庁単位で意見を聴く会を開催すると聞いておりますので、そうした中での御意見や道議会での議論を踏まえて、さらに内容が充実されていくものと考えておりますが、本日は、素案の中の特に特別支援学校にかかわって、以下伺ってまいります。
 
 特殊教育から特別支援教育への転換により、これまでのように特別支援学校や小・中学校の特別支援学級だけではなく、幼稚園や小・中学校の通常の学級、高等学校においても障がいのある子どもたちの教育的ニーズに応じた適切な指導・支援が実施されるよう、本道の特別支援教育推進体制を構築していくことが必要であります。そのためには、やはり特別支援教育のセンター的機能を担う特別支援学校の果たす役割が大きいと考えます。まず、この特別支援学校の役割についてどう認識し、本道においてどのような体制を構築しようと考えているのか伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
特別交接学校の役割などについてでありますが、
 
○ 本年4月の改正学校教育法の施行に伴い、特別支援学校は在籍する幼児児童生徒一人ひとりの障害の種別・程度などに応じ、専門的な指導を行うとともに、小・中学校等に対して助言・援助に努めるセンター的機能がその役割として求められているところ。
 
○ こうした中、今般公表した 「特別支援教育に関する基本方針(仮称)素案」 においては、保護者の様々なニーズや本道の広域性、地域性を踏まえ、

  • 障害に応じた専門性に基づく教育を推進すること
  • できる限り身近な地域において

指導や支援を受けられる体制を整備し、きめ細かな教育を推進することを、基本的な考え方として示しているところ。
 
○ 今後、幼稚園、小・中学校、高校等においても障害に応じた専門性に基づく指導や支援を行うことが求められることから、特別支援学校が、自らその専門性を高めるとともに、センター的機能を発揮して、地域の小・中学校等に対し積極的に支援を行うことができるよう、道教委としては、研修の充実や特別支援学校と小・中学校等、さらには、関係機関との連携を強化するなどして、地域全体で特別支援教育の取組が進むよう努めてまいる。

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二 特別支援教育等について
(二) 特別支援学校の配置の考え方について

 次に、特別支援学校の配置の考え方について伺います。私は、とくに知的障害高等養護学校において極めて遠距離の学校に進まざるを得ない進学実態にあることが、現状の課題として挙げられるのではないかと考えます。そのようなことからすれば、配置のあり方を検討するに当たっては、本道の広域性を十分に考慮すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
次に、特別支援学校の配置の考え方についてでありますが、
 
○ 特別支援学校には、在籍する児童生徒等に対して専門的な指導を行うとともに、地域の小・中学校等における特別支援教育を支援する役割を担うことが求められているところ。
 
○ 道教委としては、特別支援学校がこうした役割を十分に果たしていくためには、何よりもその専門性を維持し、向上させていくことが大切であり、そのためには、同一の障害のある児童生徒等による一定規模の集団が確保されることが必要と考えているところ。
 
○ こうしたことから、素案においては、本道の広域性を踏まえ、現行の地域生活経済圏を基本として、特別支援学校の設置状況や障害種別ごとの児童生徒等の状況などを十分考慮し、障害の種別や程度に応じた専門性の高い教育を行う観点に立って特別支援学校を配置するとしているところ。

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二 特別支援教育等について
(三) 異なる障がい種別の受け入れについて

 また、これまでは重度障がいのある場合を除き、視覚障がいがあれば盲学校というように、同じ障がいを特つ児童生徒だけを受け入れることが基本となっておりました。しかし、特別支援学校では、知的障がいと肢体不自由など、異なる障がい種別の受け入れもできるようになったところであり、東京都など他の都府県では、すでに導入されているところであります。素案では、既存の特別支援学校において、異なる障がい種別も対象とすることを検討するとしておりますが、このことをどのように評価した上で検討しようとするのか、基本的な考えを伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
次に、異なる障害のある児童生徒の受け入れについてでありますが、
 
○ 今回の法改正により、児童生徒等の障害の重複化や多様化に対応するため、特別支援学校においては、地域の実情に応じて、知的障害と肢体不自由など、複数の障害種別を教育の対象とすることができるとされたところであり、障害のある児童生徒が、より身近な特別支援学校において教育が受けられることは、特別支援教育の観点からは、望ましいと考えているところ。
 
○ 一方、異なる障害のある児童生徒を受け入れるに当たっては、それぞれの障害の特性に応じた配慮も必要となることから、道教委としては、既存の特別支援学校において対象となる児竜生徒や施設設備の状況などを十分踏まえながら、検討することとしているところ。

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二 特別支援教育等について
(四) 知的障がい高等養護学校などの受け入れ体制の整備について

 特別支援学校の配置に関わっては、知的障がいを持つ児童生徒の受入について、二つの整備方針が述べられております。すなわち、高等養護学校については、進学希望者の増加傾向に対応するため、受け入れ体制の整備に努めることとし、また、高等部を併置している養護学校義務校においても、在籍者数が増加傾向にあることから、校舎の狭隘化の解消に努めるということであります。
 
 道央圏、とくに札幌市に所在する学校を中心に入学希望者の増加が著しく、受け入れ体制の改善を求める保護者などの切実な声に応えるためにも、私は、早急に整備を図る必要があると考えます。高校配置計画では近い将来、札幌圏でも再編が必要となり、校舎や教室に空きが生じることも考えられます。札幌市内においても同様のことはあり得ることではないかと考えますが、そのような校合などを活用することも有効な方法ではないでしょうか。
 
 受け入れ体制の整備について、教育長の見解を伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
知的障害高等養護学校などの受け入れ体制の整備についてでありますが、
 
○ 知的障害の高等養護学校については、近年、中学校特別支援学級の在籍者の増加などに伴って、進学希望者が増加傾向にあり、平成20年度配管計画においては、道央圏に所在する学校を中心に6学級・48人の定員増を行ったところ。
 
○ また、高等部を併置している知的障害の養護学校についても、中学部への入学者や高等部への進学希望者の増加などに伴って在籍者が増加している傾向にあり、特別教室を普通教室に転用するなどして、対応してきたところ。
 
○ 道教委としては、こうした傾向は今後も続くものと考えており、高等養護学校については、特別支援学級在籍者数の推移や進学希望の動向などを十分見極めながら、進学を希望する生徒や保護者の意向にてきるかぎり配慮する観点に立って、ご指鏑のありました受け入れ体制の整備について早急に検討してまいりたい。
 また、養護学校についても、在籍者数の推移や今後の見通しなどを踏まえ、校舎の狭隘化の解消に向けて、早急に必要な対策を検計してまいりたい。

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二 特別支援教育等について
(五) 盲学校の在籍者数の状況などについて

 その一方で、素案では、視覚障がいの特別支援学校については、在籍者数が減少しており 「その在り方について検討する」 とされております。盲学校の在籍者数の減少はどのような状況であり、それによる教育上の影響をどう認識し、今後、どう対応される考えなのか伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
次に、盲学校の在籍者数の状況などについてでありますが、
 
○ 本道においては、幼・小・中学部を併設する盲学校4校と高等盲学校1校が設置されており、20年前の昭和63年度におけるこれら5校を合計した在籍者数は350名でありましたが、平成19年度には、192名と半数近くまで減少しているところ。
 
○ 盲学校においては、在籍者数の減少に伴い、教育活動の視点からは、児童生徒等にとって、互いに学び合い活動する場面が減少することや対人関係を培う上で課題が生じているとともに、専門性の視点からは、教員にとって、点字指導や歩行指導などの実践的指導技術を向上させる機会が減少し、障害に応じた指導の専門性を維持・向上することに課題があると受け止めているところ。
 
○ このため、盲学校においては、複数の学年で集団を構成したり、交流の機会を効果的に活用するなど、創意工夫ある取組を進めるとともに、校内研修等により、指導力の向上に取り組んできたところであるが、道教委としては、在籍者数が減少していることを踏まえ、盲学校の在り方について検討してまいりたい。

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二 特別支援教育等について
(六) 視覚障がい教育のセンター校の整備について

 次に、私は、第二回定例会において、盲学校の現状を踏まえ、また、高橋はるみ知事の2期目の公約に掲げられている 「有朋高校跡地の有効活用を含め、特別支援教育体制の充実を図る」 ことを実現するためにも、高等盲学校と札幌盲学校を統合し、幼稚部から高等部専攻科まで一貫した教育を行い、さらには卒業生の就職支援の機能を持つ、本道における視覚障がい教育の拠点となるセンター校を有朋高校の跡地に整備することを提言しております。
 
 高等盲学校は藻岩山麓にあるため、校舎・寄宿舎は傾斜地に立地し、階段や段差が多く、雪の登校には厳しいものを感じます。しかも、土石流危険区域内にあるなど、現在の環境は視覚に障がいのある生徒に相応しいものとは言えないと考えます。 PTAや同窓会、視覚障がい者の団体などで構成する改築期成会からも要望書が出されています。また、札幌盲学校は老朽化が進み、大規模な改修工事が必要な状況であります。対象者が減少している視覚障がいについても専門性の高い教育を維持していく必要があり、センター校の実現に向けて早急に検討すべきと考えますが、教育長の所見を伺います。

 
所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長
 
最後に、盲学校の在り方についてでありますが、
 
○ 盲学校については、特別支援学校の中でも在籍者数が少なく、その数が減少しており、障害の特性に応じた専門性の高い教育を維持していくためには、ご指摘がありましたように、一定規模の集団を確保した中で効果的な教育活動を行い、幼稚部から高等部までの各発達段階に応じたノウハウを蓄積し、各学校の指導に生かすような機能の整備が大切であると考えているところ。
 
○ 道教委としては、こうした観点に立って、ただ今申し上げたとおり今後の盲学校の在り方について早急に検討してまいりたい。 

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二 特別支援教育等について
(七) 知事の認識について

 最後に、高橋知事は2期日の公約に 「有期高校跡地の有効活用を含め、特別支援教育体制の充実を図る」 ことを掲げられておられますが、一度、是非、高等盲学校の現状を視察していただき、こうした盲学校のおかれている厳しい立地環境などを踏まえ、今こそ有朋高校の跡地を活用した視覚障がい教育のセンター校の整備の実現に向けてリーダーシップを発揮すべきではないかと考えますが、知事の所見を伺います。

 
所  管: 知事政策部参事
答弁者: 知 事
 
視覚障害の特別支援学校に関する認識についてでありますが、
 
○ 私としては、障がいのある方々が、能力や可能性を伸ばし自立や社会参加を図られるためには、障がいに応じた専門性に基づく教育を進めることが大切であると考え、特別支援教育体制の充実について、私の公約に盛り込んだもの。
 
○ 現在、道教委においては、本道における特別支援教育の一層の推進を図るため「特別支援教育に関する基本方針(仮称)」 の策定に取り組んでいるものと承知。
 
○ 私としては、今後、道の厳しい財政状況や、議会でのご議論、さらには、道民の皆様のご意見などを踏まえるとともに、「基本方針」 の策定状況などを見ながら、有朋高校跡地の有効活用も含めた特別支援教育のあり方について道教委と相談してまいりたい。
 
○ また、私自身も、機会をつくって高等盲学校を視察してまいりたいと考えている。

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◇議会報告 「第2回北海道議会定例会」 一般質問 平成19年6月27日 【今後の地域づくりについて】

水曜日, 6月 27, 2007

《 今後の地域づくりについて 》

一 今後の地域づくりについて
 (一) 東アジアでの独自性の発揮について
 (二) 生活圏域の形成について
   1 生活圏域の数について
   2 マネジメント計画の策定について
   3 地域政策のあり方について
 (三) 地域間の交流について
 (四) 「新たな公(こう)」による地域経営システムについて
 (五) 地域コミュニティの形成について
   1 道の役割について
   2 団塊世代の活用について
 (六) 北海道の自立的発展について

平成19年6月27日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守
一 今後の地域づくりについて
(一) 東アジアでの独自性の発揮について

 グローバル化の進展と東アジア地域の成長を考えるとき、わが国は、東アジアの発展に貢献し、東アジアとともに成長することを目指すべきであり、北海道としても東アジアの一員であることを強く意識していく必要がある。 国土形成計画素案では、北海道は、デンマークやフィンランド、アイルランドと同程度の人口や経済規模を有しており、これらの国と同様、一つの国としての自立が十分可能であるとされている。 そこで、北海道が―つの広域ブロックとして、国際競争力を付け、自立していくためには、そのエンジンとなる拠点都市として、道都である札幌を位置付け、国際競争力を強化し、そして、その成果を他の地域へと波及させていくという戦略が必要となる。 新千歳空港や苫小牧港を国際的な空港や港湾として整備し、東アジアの国々との交流や連携を活発にしていくことが求められる。とりわけ、観光面では「東アジアの宝」という位置づけが期待される。 このためには、北海道広域ブロックとして、自立に向けたマネジメント計画を策定する必要があると考えますが、見解を伺う。 

所  管: 企画振興部地域振興・計画局計画室
答弁者: 知 事

北海道の国際競争力の強化などについてでありますが、

○ 国土審議会計画部会が本年4月にとりまとめた国土形成計画の素案の中では、新しい国土像として、多様な広域ブロックの自立的な発展などが掲げられ、また、戦略的な目標として、人や物、情報が東アジア地域などで活発に行き来するいわゆるシームレスアジアの形成などが示されているところ。

○ 一方、現在、検討を進めている道の総合計画においても、東アジア地域の著しい経済発展などを時代の潮流として捉え、躍進する産業がアジアをはじめ、世界に展開する自立した北海道の姿や、「アジアの宝」に成長すると期待される北海道の価値を高め、世界に広げるといった視点で、北海道の将来を展望しているところ。

○ 本道の国際競争力を高めていくためには、札幌を中心とする道央の都市群におけるものづくり産業や、物流、研究開発などの機能の集積が全進をけん引する役割を担うとともに、東アジア地域との交流・連携を進める基盤となる、新千歳空港や苫小牧港の機能向上が重要と考えているところ。

○ 私としては、こうした考え方に立って、国土形成計画の動向も踏まえながら、本道の自立に向けて道の新しい総合計画の策定を進めてまいりたい。

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一 今後の地域づくりについて
(二) 生活圏域の形成について
1 生活圏域の数について

 素案では、人口減少、急速な高齢化といった厳しい状況の下で国民が真に豊かさを実感できる社会を持続するためには、都市や農山漁村を含む一定の広がりをもった地城を暮らしやすい「生活の場」である生活圏域として整え、医療福祉、教育など様々な生活支援機能や都市機能を維持増進させていくことが必要であると述べております。そして、生活圏域は、複数の市町村からなるもので、一定の人口規模や公共交通等による圏域内の適切な到達時間が確保されることが重要であるとし、人口10万人程度の都市を中心とした30万人前後の人口を擁する圏減や、人口数万人程度の都市を中心とした10万人前後の人口を擁する圏域も考えられるとしており、各地域がその実態に応じて暮らしやすい生活圏城域の形成を図っていく必要があるとしております。 複数の市町村からなる圏城としては、既に、広域市町村圏や第二次医療圏かありますが、これらとの整合性を考慮しつつ、また、市町村合併の動向も踏まえつつ、圏域の形成を図っていくことが求められます。 そこで、本道においては、いくつの生活圏域を形成すべきと考えているのか伺います。 

所  管: 企画振興部地域振興・計画局計画室
答弁者: 企画振興部長

生活圏域についてありますが、

○ 国土形成計画の素案においては、地域の整備に関する基本的な考え方のひとつとして、暮らしやすく活力のある都市圏の形成を図ることとし、複数の市町村からなる「生活圏域」の考え方が示されている。

○ 一方、現在検討を進めている道の新しい総合計画においては、持続可能で個性と活力ある地域づくりを進めるために、

6つの「連携地域」を設定し、

  • 都市と農山漁村の連携・相互補完を進めるとともに、
  • 地域コミュニティや市町村などの身近な生活圏から、

広域市町村圏や道の第2次保健医療福祉圏など市町村を越える範囲にわたり、それぞれの段階で生活や経済活動の展開を促すこととしている。

○ 道としては、このような各段階での重層的な取組は、国の「生活圏域」の考え方と基本的には相違ないものと考えており、新しい総合計画における「連携地域」のエリアを基本として、広域市町村圈や保健医療福祉圈など多様な生活ニーズや政策目的に応じて設定されるそれぞれの圈域や地域区分により、広域的、多層的な連携・補完を進めてまいる。

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一 今後の地域づくりについて
(二) 生活圏域の形成について
2 マネジメント計画の策定について

 また、生活圏域を形成するためには、それぞれの圏域ごとに、形成に向けてのマネジメント計画を策定すべきと考えますが、併せて見解を伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局計画室
答弁者: 企画振興部長

地域ごとの計画についてでありますが、

○ 新しい総合計画においては、地域づくりを推進する手立ての一つとして、総合計画とは別に、6つの連携地域ごとに、地域に根ざした政策を展開するため、市町村や地域の方々の参画を得ながら、「政策展開方針(仮称)」を策定することとしている。

○ この方針では、地域の特性を踏まえ、多様な主体の協働、地域内の連携といった視点のもとに、地域で重点的に取り組む施策などをとりまとめることとしておりますが、策定に当たっては、ご指摘のような複数の市町村からなる圈域という観点も踏まえながら、地域の実情や特性、可能性を最大限に活かした内容となるよう、それぞれの連携地域において、十分な検討を行ってまいりたい。

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一 今後の地域づくりについて
(二) 生活圏域の形成について
3 地域政策のあり方について

 この度の選挙において、知事は、地域間の格差が生じているとして、地域間格差の是正を公約として掲げております。地域間格差の是正のためには、これまでのような大括りの6つの圏域区分による地域政策から、この生活圏域を基本に置いた地域政策へと転換すべきと考えますが、見解を伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局計画室
答弁者: 知 事

地域づくりのあり方についてでありますが、

○ 新しい総合計画においては、人口減少や少子高齢化が急速に進行するなど社会経済状況が大きく変化している中で、札幌一極集中といった課題に対応するためにも、拠点性の高い都市を「中核都市」として位置づけ、持続可能で個性と活力ある地域づくりを進めるためのエリア設定を検討し、基本的にはこれまでの計画と同様、6つの地域区分を行うとしたところ。

○ 私としては、各連携地域において中核都市や地域中心都市の機能の充実強化を図るとともに、住民の身近な生活範囲から、複数の市町村からなる圈域にわたり、それぞれの段階で、連携・相互補完を強めながら、地域産業の振興や雇用環境の整備、安全で安心に暮らせる地域づくりなどを進め、地域格差の是正や地域の活性化に取り組んでまいりたい。

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一 今後の地域づくりについて
(三) 地域間の交流について

 また、素案では、地域間の交流、連携の重要性も述べられており、特に、都市住民が農山漁村等の他の地域にも同時に生活拠点を持つ「二地域居住」の促進が謳われております。地域にとって、外部からの人材は、その地域にない経験、知見、ノウハウを持っており、地域の活性化にとって有用とされております。 道として、この「二地域居住」政策について、どう認識し、どう進めようと考えているのか伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局地域づくり支援室
答弁者: 企画振興部長

「二地域居住」についてでありますが、

○ 社会の成熟化が進み、人々の暮らし方についても多様な選択肢が求められる中で、都市と農山漁村など複数の生活拠点を持つ「二地域居住」への関心が高まっており、四季が明瞭で、豊かな自然環境に恵まれた北海道は、こうした新たなライフスタイルを実現する場として、優位性を持っていると考えている。

○ また、二地域居住をはじめ多様な形での移住を受け入れることは、定住人口や交流人口の拡大はもとより、新たな視点からの地域づくりにつながることも期待できることから、道としては、平成17年度から、団塊の世代の方々をターゲットにした「北の大地への移住促進事業」に取り組んできたところ。

○ さらに、本年度からは、幅広い年代層を対象とした交流・定住対策に取り組むこととし、移住の受入に意欲的な市町村や企業、団体等が参画して設立された「『住んでみたい北海道』推進会議」などと連携しながら、本道の持つ様々な魅力の発信や、地域が一体となった受入体制の充実に努めてまいる。

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一 今後の地域づくりについて
(四) 「新たな公(こう)」 による地域経営システムについて

 次に、「新たな公」による地域経営システムについて伺います。 自分たちのことは「官」に頼らず自分たちが行うという意識の高まりとともに、NPOや住民団体、企業、元気な高齢者、定年を迎える大量の団塊世代の方々など多様な民間主体が、従来行政が担ってきた分野を含め、公共的な分野で活躍を始め、新たな地域づくりの担い手として期待されております。 素案では、これらの人々を、「新たな公」の担い手として位置づけ、行政との協働により地域づくりを進めようという考え方が述べられております。 このためには、「新たな公」の担い手の育成確保、そしてこれらの方々が地域づくりに進んで参加できるような環境整備が必要となりますが、道として、どう取り組んでいくのか伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局地域づくり支援室
答弁者: 知 事

「新たな公」による地域づくりについてでありますが、

○ 人口減少や高齢化が急速に速むとともに、地方行財政の効率化が求められている中、多様化する住民ニーズに対応していくためには、福祉や子育て、環境や防災といった幅広い分野にわたる公共サービスを、行政のみが担うのではなく、町内会はもとより、NPOや企業など地域の多様な主体の協働により支えていくという、いわゆる「新たな公」の考え方が重要になっている。

○ このため道としては、これまでも、地域住民による子育てボランティアの組織づくりや地域ぐるみで子どもの安全を守る地域見守り活動、河川や公園の管理の一部を地域住民が行うアダプトプログラムなど、様々な分野で協働の取組を進めるとともに、市民活動に必要な知識やノウハウに開する講座の開催といった地域コミュニティの育成に向けた支援を行ってきたところであり、今後とも、「新たな公」の担い手が、連携・協働し、豊かな地域づくりに積極的に参加できるような環境づくりに努めてまいりたい。

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一 今後の地域づくりについて
(五) 地域コミュニティの形成について
1 道の役割について

 「新たな公」の考え方を普及、定着させる上で、地域コミュニティの形成が求められます。 高齢化や核家族化、また、農山漁村地域では過疎化が進んでおり、こうした中で、地域の共生の力の弱体化が憂慮されております。また、市町村合併や道州制の推進などにより、基礎自治体が大きくなればなるほど地域の共同体意識が希薄になるといわれ、これらを解決する方法として、地域コミュニティの形成が重視されております。 伝統的な地域コミュニティの担い手は、自治会や町内会などの地緑団体でありますが、近年は、まちづくりや子育て支援、介護福祉、防災・防犯といった特定の目的・機能を持つ団体も登場しております。さらには、インターネット上の会員制交流サイトでコミュニティが形成される例も増えております。 そこで伺いますが、知事は、地域コミュニティの現状をどう認識しているか、また、地域コミュニティの形成に向けて、道としてどのような役割を果たそうと考えているのか伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局地域づくり支援室
答弁者: 知 事

地域コミュニティの形成についてでありますが、

○ 地域のコミュニティは、住民同士が力を合わせて地域課題の解決や生活の安全安心を確保するための基盤であり、住民が主体となった地域づくりを進める上で大変重要な役割を担っている。

○ こうした中、過疎地域においては、人口減少によりコミュニティ活動の担い手が不足し、一方、都市部においては、近隣関係の希簿化が進んでいることなどから、地域コミュニティの機能が低下してきていると認識をしており、従来の自治会や町内会といった地縁型の組織だけではなく、住民、NPO、企業などがコミュニテイ活動に参加しやすい環境づくりを進めていくことが重要であると考えている。

○ 道としては、多様な主体が連携し、自ら地域の課題解決に取り組む、いわゆる「地域力」の向上を図るため、モデル地域における市民活動を支援するとともに、地域づくりの担い手を対象としたセミナーの開催などに取り組んでいるところであり、今後とも、地域の先駆的な活勤の成果を広く紹介することにより、「地域力」の大切さについて意識の醸成を図るなど、道内各地域におけるコミュニティの形成に向け、積極的な取組を進めて参りたい。

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一 今後の地域づくりについて
(五) 地域コミュニティの形成について
2 団塊世代の活用について

 今後、地域コミュニティの形成を図る上で、社会の第一線から引退する大量の団塊世代の活用が不可欠と考えます。道として、どう取り組むのか伺います。

所  管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部長

いわゆる「団塊の世代」の方々の活躍に向けてでありますが、

○ 人口減少や少子高齢化が進行する中、多様な経験や専門的能力を有し、また、地域貢献への意欲が高い「団塊の世代」の方々が、様々な地域づくりの取組に、新たな担い手として、ご活躍いただくことは、今後のコミュニティ活動の活発化にとって、大切であると認識。

○ このため、道においては、例えば、退職者等の協力を得ながら、学校の安全体制の強化といった取組を進めているほか、まちづくり等のボランティア養成、社会活動を促す「仲開づくり」の場の形成など、団塊の世代を始めとした方々のコミュニティ活動への一肩の参加が図られるよう努めているところ。

○ また、地域の活性化に向けては、新たな活力を導入することも重要であり、首都圏等の移住希望者への情報発信や、市町村、民間との連携による受入体制の整備といった、道外との交流や本道への定住の促進などにも取り組んでいる。

○ 道としては、今後とも、元気で意欲あふれる「団塊の世代」の方々が、もてる力を存分に発揮し、地域のコミュニティ形成などに貢献していただけるよう、様々な形での情報提供や活躍の場づくりに努めてまいる考え。

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一 今後の地域づくりについて
(六) 北海道の自立的発展について

 素案では、北海道への期待として次のように述べております。 「北海道は、食料供給力の強化や観光等の競争力のある産業の育成・強化による地域経済の安定的な発展を図るとともに、豊かな自然環境や自然エネルギー源を生かした持続可能な地域の形成等に取り組む必要がある」とし、「北海道開発の意義である我が国が直面する課題の解決への貢献と地域の活力ある発展に向けた明確なビジョンを示すとともに、国と地域の連携の中で、施策の総合性を発揮するための戦略的取組を描くべきである」とされております。 道として、ここで述べられているビジョン及び戦略的取組について、どう考えているのか、見解を伺います。

所  管: 企画振興部地域振興・計画局計画室
答弁者: 企画振興部長

本道のビジョンなどについてでありますが、

○ 国土形成計画の素案においては、北海道の自立的な発展に向けて、新たな北海道総合開発計画を策定し、明確なビジョンと、国と地域の連携による戦略的な取組を示すべきであるとされているところ。

○ このような中で、北海道総合開発計画については、現在、国土審議会北海道開発分科会において、我が国が直面する課題の解決に貢献し、地域の活力ある発展を図るための明確なビジョンとして計画を位置づけ、産業の厚みや東アジアとの連携の取組などについて具体的な検討が行われているところ。

○ 一方、現在検討を進めている道の総合計画においても、

  • 世界に躍進する産業が展開する北海道
  • 水と緑輝く自然の中で暮らしにゆとりと安心を実感できる社会

などの視点で北海道の将来を展望するとともに、成長する東アジア市場や国内市場において、一層の優位性を発揮する力強い食産業の構築をはじめ、観光産業、新エネルギーなどに関する8つの戦略を検討しているところ。

○ 道としては、本道と東アジア地域の都市や企業との結びつきを強め、技術・資本・人材の連携などを通じて、経済の活性化や個性豊かで活力に満ちた地域づくりにつなげていくことができるよう、国と連携しながら、本道の自立的発展に向けた新たなビジョンづくりに取り組んでまいりたい。

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