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◇議会報告 【平成20年 第1回北海道議会定例会 予算特別委員会(知事政策部所管)】 平成20年3月21日 「新たな手法による政策展開について」

金曜日, 3月 21, 2008

《 新たな手法による政策展開について 》
 

 

  
新たな手法による政策展開について
 
(一) 赤レンガ・チャレンジ事業について
(二) 民間企業等との協働による事業展開について
  

平成20年3月21日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 
新たな手法による政策展開について
 
(一) 赤レンガ・チャレンジ事業について
 
1 赤レンガ・チャレンジ事業の取組みについて

 道職員の知恵と工夫により、特別な予算を伴わない赤レンガ・チャレンジ事業については、平成17年度の事業開始から3年経過し、今年度は225本の事業が実施されていると承知している。まず、これまでの取組みについて伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部参事
 
赤レンガ・チャレンジ事業の取組みについてでありますが
○ 赤レンガ・チャレンジ事業は、予算措置を伴わずに、道庁が持つ多様な資源を効果的に活用して、様々な行政課題の解決や道民サービスの向上を図るため、平成17年度から、職員の知恵と工夫をこらした取組みとして実施してきたところ。
 
○ 具体的な事業について申し上げると、まず、道有施設を活用したものとしては、支庁庁舎ロビーを開放して、地元産品の宣伝・販売を行ったり、地域にゆかりのある演奏家によるミニコンサートを開催するなど、地域住民の方々がふれあい、楽しめる場の提供に努めている。
 
○ また、職員の経験・技術を活用した事業としては、北海道史をテキストに古文書の解読方法などを道民の皆様と学習する「古文書解読講座」や、水産業や海の生き物に関する子どもからの質問を受け付けて、分かりやすく説明して理解を深める「子ども相談窓口」を開設するなど、多くの世代の方々に事業に参加していただけるような取組みを展開しているところ。
 
 
2 地域に根ざした事業の展開について
 赤レンガ・チャレンジ事業は、本庁各部、教育長、北海道警察本部のほか各支庁において取り組んでいるところであり、とりわけ支庁においては、それぞれの地域の特性や課題を踏まえた特色ある事業の展開が期待されるが、具体的にどの様な取組みが行われているのか伺う。
  
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部参事
 
赤レンガ・チャレンジ事業の地域における取組みについてでありますが
○ 平成19年度に取組んでいる225事業のうち、支庁で実施するのは111事業と、全体の約半数を占め、各支庁とも積極的に取り組んでいるところ。
 
○ 地域の課題に対応した特徴的な取組みとしては、例えば、日高支庁において職員食堂を活用し、管内の旬の食材を使ったランチメニューを住民の皆様にも提供して、地産地消に積極的に取り組んだほか、北海道洞爺湖サミットの開催地を抱える胆振支庁では、支庁職員と教育局職員が連携して、周辺施設のパンフレットや資料などの英訳を行い、外国人の受け入れに備えるなどの取組みがなされているところ。
 
○ また、道民の皆様に少しでも親しんでもらおうと、ユニークなネーミングにより取り組んでいる事業もあり、「ジャックとえだ豆木事業」と名付け、子どもたちと枝豆などの栽培体験を行う後志支庁の事業や、「森林からのメリークリスマス」と名付け、クリスマスツリーを児童福祉施設へ贈呈し、地元間伐材の有効活用と木育の推進を図っている上川支庁の事業などがある。
 
3 今後の対応について
 特別な予算を伴わずに政策課題の解決や道民サービスの向上を図る赤レンガ・チャレンジ事業の重要性は、道財政が一段と厳しい中、今後ますます高まって行くと思う。この3年間で、平成17年度は160の事業、平成18年度は212の事業、そして平成19年度は225事業と実施する事業の数が推移してきている。事業の数が増えてきていることも重要ではあるが、それぞれの事業の質を高めていくことも大きなポイントである。今後、赤レンガ・チャレンジ事業をさらに浸透させ、より事業の効果を高めていくために、どのような方策で事業を進めていこうとしているのか見解を伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部次長
 
今後の対応についてでありますが
○ 赤レンガ・チャレンジ事業は、事業創設以来、各実施部局はもとより当部において、全庁的な観点で、事業の点検を行い、その成果や課題等を整理し、翌年度の企画立案に活かしながらより効果的な事業となるよう務めてきたところ。
 
○ 道としては、今後とも事業に参加された皆様からのご意見を頂くなど、様々な機会を通じてニーズの把握に努め、新たな事業の企画立案や既存事業の磨き上げに活かすとともに、ホームページにおいて事業開始のお知らせから実施状況まで広く紹介するほか、地域における効果的な取組みが、全道的に展開されるよう努めてまいりたい。
 
○ また、道民サービスのさらなる向上を図る観点から、民間企業に対しても、道が保有する施設や人材といった資源の活用について、積極的に働きかけ、民間の有するアイデアなど頂くなどしながら、赤レンガ・チャレンジ事業の一層の充実に努めてまいりたい。
 
4 事業展開のあり方について
 赤レンガ・チャレンジ事業は、予算も伴わず、知恵と工夫による取組みであるが、もっと展開を広げていくべきと考えるものである。道内のいろいろな地域における、暮らし・生活、農林水産業で働く人たちなどは、北海道にとって一つ一つが重要な要素である。こうした地域に根ざした姿をもっとクローズアップし、道民に知ってもらうということも必要ではないか。赤レンガ・チャレンジ事業の取組みの中で、こうした地域の良さを知ってもらうような事業展開をすることが、新しい観光スポットの発掘につながったり、環境への配慮といった行動につながっていくのではないかと考えるが、道としての考え方を伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部長
 
事業展開のあり方についてでありますが
○ 道としましてはこれまで、職員自らが汗をかき、知恵を出してさまざまな政策課題の解決や道民サービスの向上をめざし、赤レンガ・チャレンジ事業に取組んできたところであり、事業開始から3年を経過し、庁内に定着してきているものと認識。
 
○ 委員からご提言のありました、地域に根ざした姿をクローズアップし、これを発信していくという視点は、今後の事業展開を進めていく上で大切であると考えており、例えば、平成20年度は、北海道・洞爺湖サミットの年であることから、環境に関する地域の取組みを重点的に発信するということなども、進めていきたいと考えております。
 
○ 限られた資源の中で、道民ニーズに的確に対応した政策を展開していくためには、多様な手法を活用した、効果的な政策展開を図っていくことが重要であり、道としては、今後とも、赤レンガ・チャレンジ事業の取組を一層活発化させていきたいと考えております。
 
(二) 民間企業等との協働による事業展開について
 
1 民間企業等とのタイアップ事業について

 企業の社会貢献意識が高まっている中でこれからは、企業とのパートナーシップを活用して道民サービスの充実などに積極的に取り組んでいくことが重要なことと考える。道では、平成18年度から民間企業などとのタイアップ事業に取り組んでいるところだが、2年間の取組みについて伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部参事
 
タイアップ事業の取組についてでありますが
○ 道としては、多様化する道民ニーズに対応するため、広く民間から提案を募り、企業等の知識や経験、資金などを活かしながら公共サービスの充実を図る新しい政策展開の手法方として、昨年度から、「民間企業等とのタイアップ事業」に取り組んできたところ。
 
○ これまで、企業、NPO、大学などから70件ほどの提案をいただき、少子化フォーラムなど子育てイベントへのサンプル資材提供や講師の派遣、ポイント交換カタログでの授産製品の取り扱い、道産食材の弁当による産消協働の普及啓発などといった企業等の人材や資産などを活用した26件の事業を民間の皆さまとともに実施してきたところ。
 
2 民間企業との包括連携協定の効果について
タイアップ事業をさらに発展させて、6つの企業との間で複数の政策分野にわたって協働の取組を展開する包括的な連携協定を結んでいると承知しているが、企業との包括連携協定によってどのような効果をねらっているのか考えを伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部次長
 
民間企業との包括連携協定の効果についてでありますが
○ タイアップ事業に取り組んでいる企業などから、社会貢献などを目的として、幅広い分野にわたる政策展開への協力の申し出があり、道としても、企業の有する様々な資源を活かすことにより、より効果的な政策展開が可能になると考え、あらかじめ、複数の分野を設定し、多様な事業展開を可能とする包括連携に取り組み、これまでに6つの企業と協定を提携しているところ。
 
○ 道としては、こうした協定を通じ、例えば、企業の店舗網などを活用した食や観光ブランドの道内外へのPRや災害における物資の供給、職員参加による森づくりなど連携企業が持つ特色を活かした多岐にわたる政策効果を期待しているところ。
 
3 包括連携協定に基づく事業展開について
 連携企業の様々な資源を活かすことで、道庁だけでは難しかった様々な施策の展開が可能となったと考えるが、連携協定による取組を通じてどのような成果があったのか伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部参事
 
包括連携協定の取組の成果についてでありますが
○ 道では、現在、食品会社、コンビニエンスストアそれぞれ2社、商社、金融機関それぞれ1社と協定を締結し、

  • 「暮らしの安心・安全」では、災害時の物資の支援協定
  • 「食」の分野では、スーパーマーケットでの道産品の販路拡大
  • 「観光」については北海道遺産のポストカードの全国配布などを展開 

  
○ また、本年7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」に関連して、カウントダウンボード設置やペットボトルの売上寄付と言った「北海道洞爺湖サミット道民会議」への支援があったほか、「地域振興」の関連では、オホーツク・エリアのイベントの紹介や協力、留萌地区での起業家支援セミナーの開催などが行われており、北海道の様々な魅力の発信や地域づくりといった面から、一定の成果がえられているものと認識。
 
4 連携事業の今後の取組について
 企業社会貢献意識の高さと協働による事業の効果についてはわかったが、これらの道政展開においては、こうした企業をはじめ多くの方たちの力をお借りしながら進めていくことが、これまで以上に必要である。これまでの待ちの姿勢を一歩進め、例えば「北海道の食」について、調理師団体と協力してレベルアップを図るといった、北海道を活性化する重要なテーマに関連する取組について道から連携企業に積極的に働きかけるなど、事業展開の充実を図るべきと考えるが、道として今後どのように取り組んでいこうとしているのか伺う。
 
所 管: 知事政策部
答弁者: 知事政策部長
 
連携事業の今後の取組についてでありますが
○ 多様な住民ニーズと政策課題に的確に対応していくためには、企業の社会貢献の意識の高まりなどを踏まえ、民間のアイデアや資産を活かした、知恵と工夫を凝らした施策の展開を図っていくことが重要と認識。
 
○ このため、道としては、今後とも、包括的に連携するパートナー企業を増やしていくとともに委員かあらご指摘のあった「北海道の食」の高付加価値化や観光プロモーションの全国展開といった企業にとって実施することが可能なアイデアを提供するなどして、私どもから積極的に出向く姿勢をもって様々な企業からの参画を則促し、民間企業との協働による取組が厚みと広がりのあるものとなるよう努めてまいる考え。
 


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◇議会報告 【予算特別委員会 (総務部所管)】 平成19年12月11日 「航空消防防災体制について」

火曜日, 12月 11, 2007

 

《 航空消防防災体制について 》

 
一 航空消防防災体制について
 (一) 防災航空隊の編成について
 (二) バックアップ体制について
 (三) 今後の防災航空隊の編成と市町村負担について
 (四) 今後の防災ヘリコプターの整備方針について
 (五) 北海道消防防災ヘリコプターの管理運用について
 (六) 札幌市を含む関係機関との協力体制について
 (七) 道警との連携について
 (八) 札幌市との協議について
 

平成19年12月11日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 

一 航空消防防災体制について
(一) 防災航空隊の編成について

 消防航空隊体制についてお伺いします。
 
 道は、市町村消防と共に、道が所有致します消防防災ヘリコプターと借り上げヘリコプターによりまして、丘珠空港を基地として、火災防御や災害救助、救急救命の搬送など、多岐にわたって公域事業をおこなっている中、去る10月18日、北海道防災航空室の消防防災ヘリコプターが南幌町内で降下訓練中に事故が発生したとの報道がありました。
 
 この度の事故は誠に残念な出来事であり、負傷された隊員へはお見舞い申し上げるところでありますが、道民の安全と安信を守ろうという観点からは、限られた隊員数で運営されている、防災航空隊の支障がないのか心配なところでありますが、現在の防災航空隊の編成はどのようになっているのか、最初にお伺いします。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 危機管理監
 
 まず、隊員に事故があり、議員の皆様方はじめ関係機関の皆様方にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
 
防災航空隊の編成についてでありますが、
 
○ 航空消防防災体制については、道の消防防災ヘリコプターを用いて災害応急対策活動、救急活動、救助活動、火災防御活動などを行うためにもうけられたもので、これらの業務を行うために市町村の消防から派遣された7名の消防職員により編成される防災航空隊と、これに加え、道職員4名とヘリの運航を委託している民間会社のパイロット及び整備士など7名の合計18名により、365日、24時間の運行体制を確保しているところ。
 

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一 航空消防防災体制について
(二) バックアップ体制について

 ご答弁にありました通り、ギリギリの運営がなされておりますが、隊員に事故があった場合のバックアップ体制はどのようになっているのか、お伺い致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 防災航空室長
 
バックアップ体制についてでありますが、
 
○ 防災航空隊員は、航空機を使用した危険な現場での消火、救急、救助等の業務に従事することから所定の教育訓練を受け、技術を習得した隊員で編成しており、万が一、隊員に事故などあった際には、短期間の休職の場合には隊員の勤務日程の変更を行い、業務の遂行に当たっているところ。
 
○ また、長期間にわたる事故の場合には、市町村に消防職員の派遣をお願いするなど、職員に過度の負担をかけることのないよう十分配慮しているところ。
 

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一 航空消防防災体制について
(三) 今後の防災航空隊の編成と市町村負担について

 次に平成15年6月の消防組織法の改正等によって、航空隊員に属する都道府県職員へ消吏員及び消防団員と同様権限(公権力行使を伴う消防活動)の付与等が行われ、都道府県航空消防隊は、消防法上の消防隊として、市町村の消防支援を行うとされているところであります。防災航空室の隊員については、市町村消防本部からの派遣職員で構成され、その隊員の人件費を全道の市町村で負担されての隊編成をしているところでありますが、消防本部が派遣する隊員の人件費の捻出もさることながら、人件費に充てる負担金の支出については、道内各市町村の財政状況から考えると、負担は大きいです。
 
 このような状況の中、平成15年の組織法改正以降も体制の見直しが図られておらず、未だに道内各市町村から隊員を派遣してもらい、その人件費を市町村に負担を求めている体制でいいのか、疑問が残ります。
 
 道が主体性を持って人材育成、道の業務を行う人件費の負担をするべきではないかと思うところでありますが、今後の防災航空隊の編成と市町村負担についてどのように考え、どう取り組んでいくのか、お伺いを致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 防災航空室長
 
今後の防災航空隊の編成と市町村負担についてでありますが、
 
○ 消防事務につきましては、「市町村は、当該市町村の区域における消防を十分に果たすべき責任を有する」という「市町村消防の原則」に立って運営されておりますが、平成15年6月の消防組織法の一部改正により、都道府県がヘリコプター等の航空機を用いて市町村からの要請に基づいて消防活動を行うことは、市町村への支援事務として法的に位置づけられたものと考えているところ。
 
○ 隊員の派遣については、発足当初から、市町村から派遣を受けている経緯があることや、母体となる消防組織を持たない北海道が小編成の部隊を維持していくことの困難性、自らの地域を自らの手で守るという観点などから、全道の消防本部から派遣していただくことが最善の方法であると考えているところ。
 
○ また、負担については、ヘリの年間運行経費である概ね4億円のうち、道に派遣されている消防職員の人権費である約6千万円について、派遣元の負担を分担していただくため全道の市町村に負担をお願いしているところ。
 
○ 今後とも、防災航空隊の編成と市町村負担については、消防事務を一義的に担う市町村と広域的課題への対応を担う通とが、それぞれの役割分担のもとで進めていくべきものと認識しているところ。

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一 航空消防防災体制について
(四) 今後の防災ヘリコプターの整備方針について

 国に於いては、平成元年3月に消防審議会から「消防におけるヘリコプターの活用とその整のあり方に関する答申」を受け平成5年3月に消防庁次長通知を出しております。
 
 答申に於いては、各都府県の区域に少なくとも、1機以上の配置を目標としており、北海道は面積が広大なため札幌市のほか3市に配備が示されております。その後、平成9年5月に策定された「北海道航空消防防災体制整備基本計画」においては、配備計画として、道央、道南、道東、道北の各圏域に配備することを目標とし、道央地域については、2機体制を維持する方針が示された。
 
 更に導入にあたっては、地形や気象等による飛行状況、緊急患者の緊急搬送の出動実績などを考慮し、道東地区に早期に導入することとされていたと聞いておりますが、その後の道財政上の都合などにより地域配備がなされていない状況にありますが、今後の防災ヘリコプターの導入を含めた整備方針について、どのような検討がなされているのかお伺いします。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 危機対策局長
 
今後の防災ヘリコプターの整備方針についてでありますが、
 
○ 平成9年に策定した「航空消防防災体制整備基本計画」においては、委員がご指摘のとおり、四つの圏域に配備することや、道央圏については、2機体制を維持することが示されたところでありますが、この計画を実行に移すため、平成10年に消防機関や市町村の代表者などからなる「航空消防防災体制検討協議会」を設けて、ヘリコプターの地域配備の時期や配置場所、経費負担など具体的な検討を行ってきたところ。
 
○ 平成15年5月にこの協議会から新たに市町村から隊員を確保することが難しい状況にあることや、道や市町村の財政状況も厳しいことから、早期の複数機体制は難しい状況にあり、ヘリコプターを保有している他機関との連携協力体制を検討する必要がある旨の報告がなされたところ。
 
○ 道においては、この報告を踏まえて、平成16年3月に航空機を保有する道警や隊など7機関で構成する「北海道航空消防防災関係機関協議会」を設置し、道ヘリが、出動中や整備点検中などに、市町村等から出動要請があった場合の他の機関による応援体制を確立したところであり、今後とも関係機関との連携強化を図りながら航空消防防災体制の充実に努めて参りたい。
 

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一 航空消防防災体制について
(五) 北海道消防防災ヘリコプターの管理運用について

 北海道の消防防災ヘリコプターの運用開始から遡ること5年、平成3年に札幌市が消防ヘリコプターを導入・運用開始しており、北海道の消防防災ヘリコプターが相互に協力して、全道の航空消防防災体制を担っている状況にあると認識致しております。
 
 しかしながら、ヘリコプターの運行には、相当の整備期間が付き物であり、常時飛行できる体制を維持するためには、複数の機体を保持しなければならないと聞いております。北海道消防防災ヘリコプターの管理・運用はどのようになっているのか、お伺い致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 防災航空室長
 
北海道消防防災ヘリコプターの管理運用についてでありますが、
 
○ 道の消防防災ヘリコプター「はまなす2号」は、札幌市内の丘珠空港を基地として、平成8年に運航を開始し、365日24時間体制で運航を行っているところ。
 
○ この「はななす2号」は、毎年の定期耐空検査やエンジンの4,000時間点検等に1ヶ月から3ヶ月の機体整備が必要であることから、札幌市を含めた航空機を保有する機関の応援を得て、通年運航に支障がないよう連携を図っているとともに、平成14年度からは期間を限定して、借上機の導入により、一層の体制強化を図っているところ。
 

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一 航空消防防災体制について
(六) 札幌市を含む関係機関との協力体制について

 北海道の計画においても、人口集中地域である道央地域を2機とされています。安全な生活を確保する防災ヘリコプターについては、一昨年度の知事評価においても、その必要性が認められ、事業の方向性としては「現状維持の継続」との評価でありますが、知事意見として「道内航空消防・防災体制の効率性、対応力を高める観点から、札幌市との連携方策について積極的に検討を進め、特に、共同運航について早急にその方向性を示すこと」になっております。
 
 道の防災ヘリと札幌市の消防ヘリの共同運航については、双方において、経費や運航管理について効率的に事務が進められると考えます。それには、北海道と札幌市の協力体制は不可欠であると考えます。この知事の意見後、連携方策や、共同運航についての方向性がどのようになっているのか、お伺い致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 危機対策局長
 
札幌市との協力体制についてでありますが、
 
○ 道といたしましては、昨今の厳しい自治体の財政状況の中で、本道の航空消防防災体制の一層の充実を図るためには、航空機を保有する北海道と札幌市とのこれまで以上の連携が必要と考え、平成18年度からは民間ヘリを共同で借上げを行うことにより、札幌市の通年運航を可能にするとともにお互いの経費の削減を図ったところ。
 
○ また、平成18年5月には、「北海道・札幌市ヘリコプター共同運航推進検討会」を設置し、協議を行っているところ。
 
○ これまでの協議では、ヘリの運航を行うパイロットや整備士を道は民間に委託し、札幌市は市職員であるなどの運航形態の違いや、道は24時間運航で対応しているのに対し、札幌市は原則として日中運航を基本とし、夜間の待機体制をとっていない実態にあるといった違いなど、共同運航を進める上での、様々な課題が明らかになっておりますが、引き続き協議を進めて参りたい。
 

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一 航空消防防災体制について
(七) 道警との連携について

 昨年度の知事評価において、「道警本部航空隊分遣隊の整備については、消防・防災業務においても活用する観点から、道の防災ヘリとの役割分担とその有効な活用について明らかにした上で、検討を進めること」になっていますが、どのような検討を行い、全道の航空体制についてどのように考えているのか、お伺い致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 危機対策局長
 
道警との連携についてでありますが、、
 
○ 道警は、道警本部航空隊分遣隊を新たに道東地区へ配備する検討を進めていることから、道に対し、防災ヘリとの役割分担について協議があったところ。
 
○ この協議において、道警本部航空隊分遣隊が道東地区に配備する場合には、道警の本来の業務に加えて、消防防災ヘリに準じた救急活動等を行ってもらうことの合意があったところ。
 
○ 全道の航空消防体制については、道警や自衛隊など航空機を保有する7機関との連携を図り、航空消防防災体制の一層の充実に努めて参りたい。
 

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一 航空消防防災体制について
(八) 札幌市との協議について

 国では、消防・防災ヘリコプターとドクターヘリコプターとの連携との協議が進んでおります。また、現在、政令定都市は、複数体制が進んでおりますが、仮に札幌市もそのような体制を整えた場合、広域的かつ緊密なシフトを布いて行かなければなりません。今から、札幌市消防局との活動区域など協議を始めなければならないと思うが、見解をお伺い致します。

 
所  管: 総務部 危機対策局 防災消防課
答弁者: 危機管理監
 
札幌市との協議についてでありますが、
 
○ 広大な面積を有する本道におきましては、大規模災害時への円滑な対応、救急患者の緊急搬送などに、消防防災ヘリコプターをかつようすることは、極めて有効であると考えているところ。
 
○ 札幌市とは、平成18年7月に「回転翼航空機の運航についての覚書」を交し道消防防災ヘリコプターが出動できないときには、札幌市ヘリコプターの出動を要請する仕組みや、借上ヘリの共同使用などで連携し、お互いに補完をおこなっているところ。
 
○ 消防防災ヘリについては、全国的にみても、府県と政令市とが緊密な連携や協力のもとで運行されている例が多いと承知しておりますが、その具体的な関係には、様々な形態があり、今後は、そうした他府県の例なども参考に検討を深めていく必要があると考えているところ。
 
○ 道といたしましては、本道の航空消防防災体制の充実強化を図るためには、札幌市との連携は大事だと思っており、一層の連携強化に向けて取り組んでまいりたいと考えている。
 

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◇議会報告 【予算特別委員会】 平成19年7月4日 「特別支援学校における教育の在り方について」

水曜日, 7月 04, 2007

《 特別支援学校における教育の在り方について 》

一 特別支援学校における教育の在り方について
 (一) 特別支援学校の在籍者数の推移などについて
 (二) 特別支援学校の配置の在り方について
 (三) 特別支援学校の配置の考え方について
 (四) 小・中学校等に対する支援について
 (五) 盲学校の在籍者数について
 (六) 盲学校における教育について
 (七) 理療研修センターの目的及び事業について
 (八) 地域の関係機関などとの連携等について
 (九) 高等盲学校改築期成会からの要望について
 (十) 視覚障がい教育のセンター校の整備について

平成19年7月4日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守 委員
一 特別支援学校における教育の在り方について
(一) 特別支援学校の在籍者数の推移などについて

 道教委では、本道における今後の特別支援教育に関する基本方針を年度内に策定するとして、そのための関連予算案を本会議に提案している。特別支援教育の対象となる障がいのある子どもには、小・中学校等の通常の学級に在籍しているLD・学習障がいやADHD・注意欠陥多動性障がいなどの発達障がいのある子どもも含まれることから、その基本方針は、特別支援学校のみならず幼稚園から高等学校までを網羅し、また、ハードとソフトの双方の施策に及ぶものになると思うが、中でも重要となるのは特別支援教育のセンター的機能を担う特別支援学校の在り方であると考える。以下、特別支援学校における教育の在り方について順次、伺ってまいりたい。

 特別支援学校は、視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、肢体不自由者、病弱者の5つの障がい種別を対象としているが、これらの障がい種別ごとに、この10年間の在籍者数の推移はどうなっているか。また、今後の増減の見通しをどう考えているか。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

特別支援学校の在籍者数の推移などについてですが、

○ 道内の公立特別支援学校について、障がい種別ごとに、平成8年度と平成18年度の、訪問教育を除く在籍者数を比較すると、視覚障がいについては、平成8年度の247名から平成18年度は197名へと50名の減となっており、聴覚障がいについては、405名から351名へと54名の減、知的障がいについては、小・中学部を置く養護学校に高等部を併置したことや高等養護学校を新設したことから、2,312名から2,801名へと489名の増、肢体不自由については、704名から627名へと77名の減、病弱については、145名から124名へと21名の減となっているところ。

○ また、今後の在籍者数については、明確にお答えすることは難しいところでありますが、視覚障がい、聴覚障がいについては、徐々に減少していく一方、知的障がいについては、今後も増加が続き、肢体不自由、病弱については、18年度と同数程度で推移していくのではないかと考えているところ。

↑ UP

一 特別支援学校における教育の在り方について
(二) 特別支援学校の配置の在り方について

 今般の学校教育法の改正により、児童生徒等の障がいの重複化に対応した適切な教育を行うため、特別支援学校は地域の実情に応じて複数の障がいの種別を教育の対象とすることができることとされたが、こうした制度改正の趣旨や本道における児童生徒等の在籍状況を踏まえ、今後の特別支援学校の配置の在り方について、道教委としてどのような視点で検討しているのか、その基本的な考えを伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 学校教育局長

特別支援学校の配置の在り方についてですが、

○ 学校教育法の改正が行われ、児童生徒等の障がいの重複化や多様化に伴い、個々のニーズに柔軟に対応し、適切な指導及び必要な支援を行う観点から、複数の障がい種別に対応した教育を実施することができる特別支援学校の制度が創設されたところ。

○ 道教委としては、特別支援教育の推進に向けた制度改正が進められる中で、平成17年8月に、外部有識者で構成する検討委員会を設置し、特別支援教育の在り方について、御検討いただいたところであり、特別支援学校の配置については、本道の広域性や地域性を踏まえつつ

  • できる限り身近な地域で教育が受けられること
  • 専門性の高い教育が受けられること

を基本的な考えに据えて、御提言をいただいたところ。

○ 道教委としては、これらの提言や児童生徒等の在籍状況などを踏まえ、今年度策定予定の特別支援教育に関する基本方針の中で配置の在り方についてもお示ししてまいりたい。

↑ UP

一 特別支援学校における教育の在り方について
(三) 特別支援学校の配置の考え方について

 「できる限り身近かな地域で教育が受けられること」 と 「専門性の高い教育が受けられること」 とは、本道の広域性などを考えたとき、両立が困難な場合があるのではないかと思うが、どう考えているのか伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 学校教育局長

特別支援学校の配置についてですが、

○ 障害のある児童生徒等への教育に当たっては、できる限り身近な地域において適切な指導及び必要な支援を行うとともに、特別支援学校が、一人一人の障がいの種類や程度に応じ、専門性の高い教育を行い、併せてそのセンター的機能をもって地域の小・中学校等への支援に取り組むこととしている。

○ こうした中で、特別支援学校の配置に当たっては、障がいのある児童生徒等の状況や本道の広域性や地域性などを十分踏まえながら、検討しているところ。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(四) 小・中学校等に対する支援について

 障がいの状況によっては専門性の高い教育を受けるため遠くの特別支援学校に入学している実態があるが、本道の特別支援教育全般にわたって専門性を確保していくためには、特別支援学校がこれまで培ってきたノウハウを生かし、そのセンター的機能により、小・中学校等に対する支援の一層の充実を図ることが必要であると考えるが、どう取り組んでいく考えなのか伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

小・中学校等に対する支援についてですが、

○ 特別支援学校においては、これまでも地域の小・中学校等に対して特別支援教育に関する相談や情報提供、研修協力などの支援を行い、特別支援教育の推進に努めてきたところであるが、本道の小・中学校、高等学校等の特別支援教育を一層推進するためには、担当する教員の専門性を高め、学習指導の充実を図っていくことが必要。

○ 道教委としては、引き続き、特別支援学校のセンター的機能を生かした取組を進めるとともに、本年度、新たに、特別支援学校の教員を、小・中学校や高等学校に継続して派遣し、障がいのある児童生徒への学習指導の進め方や個別の指導計画の作成などについて支援を行うモデル事業を、道内3地域で取り組むこととしている。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(五) 盲学校の在籍者数について

 先ほどの答弁では、特別支援学校の中でも、知的障がいについては在籍する子どもの数が増加傾向にある一方、視覚障がい者を対象とする盲学校や聴覚障がい者を対象とする聾学校などは在籍者が減少傾向にあるとのことであるが、私は、病院に併設し病弱者を対象とする特別支援学校を除くと、盲学校は最も在籍者数が少なく、都市部にある学校を含め各学校が小規模化し、専門性の確保も難しくなりつつあると聞いている。そこで、盲学校に絞って、さらに具体的に伺うが、盲学校については、現在、幼稚部、小学部、中学部を置く義務校が4校、高等部のみを置く高等盲学校が1校、合計5校がすべて道立で設置されているが、本年度の各学校ごとの在籍数を伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

盲学校の在籍者数についてですが、

○ 本年4月現在の在籍者数は、札幌盲学校は32名、函館盲学校は15名、旭川盲学校は33名、帯広盲学校は16名であり、高等盲学校については、中学部等の卒業者を対象とする本科と、高等部等の卒業者を対象とする専攻科を設置しており、合わせて96名である。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(六) 盲学校における教育について

 盲学校の小学部や中学部ではどのような教育を行っているのか。また、高等盲学校でがどのような教育を行い、その進路状況はどうなっているのか。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

盲学校の教育についてですが、

○ 盲学校の小学部、中学部においては、小中学校における教科等の指導のほか、視覚障がいの状態や発達段階に応じて点字の読み書き、弱視レンズの使用等の指導を行っており、知的障がいなどもある児童生徒の重複学級においては、障がいの多様な状態に応じ、生活できる力を養うことに重点を置いた教育を行っているところ。

○ また、高等盲学校の本科においては、小中学部における教育を踏まえて、普通学級においては、基礎学力の定着等を図る教育を行い、重複学級においては、社会生活における環境の変化に適応し、生活できる力等を養う教育を行っているところ。専攻科においては、札幌医科大学や地域の治療院などと連携を図りながら、あん摩・マッサージ・指圧、はり、灸といった理療を中心に据えた職業教育を行っているところ。

○ 高等盲学校の進路の状況については、平成19年3月卒業者の状況でみると、本科普通学級では、6名中4名の生徒が専攻科に進学し、重複学級の生徒2名は、福祉施設等の利用となっており、専攻科の生徒の進路については、16名中12名が理療業に就職している状況である。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(七) 理療研修センターの目的及び事業について

 高等盲学校には、附属施設として理療研修センターが併設されているが、どういう目的で設置され、どのような事業を行っているのか。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

理療研修センターの設置目的などについてですが、

○ 理療研修センターは、 高等盲学校における理療教育の充実や 地域であん摩・マッサージ・指圧などの理療業に従事している視覚障害者の理療技術等の向上を図ることを目的に、平成6年4月に設置され、高等盲学校の教育活動や教職員の研修・研究を理療研修センターが連携して行うことにより、その教育的効果が高まるよう、高等盲学校の附属施設としたところ。

○  理療研修センターにおいては、

  • 理療科教員や理療業に従事している方を対象とした臨床研修、研修講座などの研修事業、
  • 臨床研修を通した症例研究などの研究事業、
  • 理療業従事者を対象とした技術指導などの相談・支援事業、
  • 地域住民を対象とした公開講座などの

普及・啓発事業を実施しているところ。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(八) 地域の関係機関などとの連携等について

 理療研修センターは、理療科教員の研修や理療業に従事している視覚障がい者の技術研修などを実施しており、高等盲学校における理療教育への支援や卒業生に対する就労支援の機能を持つ、高等盲学校と一体となった施設である。研修等の実施に当たっては、地域の関係機関などとの連携や協力が必要不可欠になっていると考えるが、どのような状況なのか伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

地域の関係機関などとの連携等についてですが、

○ 視覚に障害のある方々が理療業で自立していくためには、卒業後においても資質の向上を図ることが重要であり、理療研修センターは、高度で先端の医療技術を有する札幌医科大学を中心とし、地域にある医療機関、治療院とも連携・協力して、卒業生をはじめとした理療業従事者等に対する研修事業等の充実を図っているところ。

○ また、研修事業の実施に当たっては、臨床研修にかかわって、臨床患者としての協力者の確保が不可欠であり、これまでも地域住民の方々に御理解や御協力をいただいて進めてきたところ。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(九) 高等盲学校改築期成会からの要望について

 高等盲学校にかかわっては、昨年9月、高等盲学校のPTAや同窓会などの関係団体で構成する校舎改築期成会から道教委に対して移転新築の要望書が提出されたと承知している。その中では現校舎のある地域は平成11年に建設省から土石流危険区域内にあるとされたようであるが、要望は具体的にどのような内容でどういった理由からのものなのか伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 特別支援教育課長

北海道高等盲学校改築期成会からの要望についてですが、

○ 昨年9月に、高等盲学校父母と先生の会や視力障害者福祉連合会などの福祉団体、あんま・マッサージ・指圧師会などの業界団体等で構成される改築期成会から道教委に対して高等盲学校の有朋高校跡地への移転・新築について要望があったところ。

○ その内容について申し上げますと、移転・新築については、

  • 学校が土石流危険区域内にあること
  • 傾斜地にあるため、校合は階段が多く複雑であること
  • 校舎が狭隘で老朽化していること

などが、また、移転先を有朋高校跡地とすることについては、

  • 医師の派遣指導など札幌医科大学との連携が図りやすいこと
  • 専攻科の理療臨床実習に必要な臨床患者が確保しやすいこと
  • 視覚障害者である生徒や理療業従事者にとって移動に係る身体的な負担が少ないこと

などが理由となっているところ。

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一 特別支援学校における教育の在り方について
(十) 視覚障がい教育のセンター校の整備について

 私は、盲学校の在籍者数が今後も減少していくことが予想される中で、盲学校がこれまで培ってきた視覚障がい教育の専門性を維持し、一人一人の教育的ニーズに応じた教育を展開していくためには、これまでの地域との関係を保持しつつ、幼稚部から高等部専攻科まで一貫した教育を行い、さらには卒業後の就労支援の機能を持つ本道における視覚障がい教育の拠点となるセンター校を有朋高校の跡地に整備し、他の盲学校や小・中学校の特別支援学級などに対し高度の専門性に基づく支援を行っていく体制を整備すべきであると考えている。高等盲学校の校舎・寄宿舎は傾斜地にあり、校舎は階段や段差が多い。土石流危険区域内でもある。市電から降りて坂道を登っていく姿、雪道を漕いで通学する姿などを見るにつけ、視覚に障がいを持つ生徒の学習環境・生活環境としてよいのか、常々考えているところである。高橋知事の2期日の公約においても 「有朋高校跡地の有効活用を含め、特別支援教育体制の充実を図る」 ことが掲げられており、早急に検討する必要があると考えるが、教育長の見解を伺う。

所  管: 学校教育局特別支援教育課
答弁者: 教育長

視覚障害教育の在り方などにかかわってでありますが、

○ 盲学校においては、視覚障害に対応した高い専門性を生かし、一人一人の教育的ニーズに応じ、将来の自立、社会参加を目指した教育を展開してきたところ。

○ 委員から御指摘のありました幼稚部から高等部専攻科まで一貫した教育体制の整備については、視覚障害のある児童生徒への教育についてより専門性を高めていく上で、効果があると考えているところ。

○ また、

  • 高等盲学校については、土石流危険区域内にある上、校舎は段差が多く、移動がスムーズに行えない。
  • 札幌盲学校については、建物の老朽化が進んでいるなどの状況にあり、

必ずしも、視覚障害の児童生徒に対し、十分に配慮された教育環境とはなっていない面もあると考えているところ。

○ 道教委としては、今年度策定を予定している特別支援教育に関する基本方針の中で高等盲学校などの在り方についても、ただ今申し上げた状況を踏まえ、検討することとしており、できるだけ早期にその考え方をお示しできるよう取り組んでまいる。

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◇写真で見る活動報告 「北海道議会 予算特別委員会」

水曜日, 12月 14, 2005

第4回 定例会 予算特別委員会 第2分科会 委員長


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