議会報告 【一般質問】 平成22年9月28日 「北海道新幹線札幌延伸について」

火曜日, 9月 28, 2010

 

≪北海道新幹線札幌延伸について≫

 

 

(一) 札幌延伸をめぐる認識について

(二) 建設認可に係る認識について

(三) 新幹線札幌駅について

 

平成22年9月28日

質問者 :自民党・道民会議 千葉 英守

 

 

二 北海道新幹線札幌延伸について

(一) 札幌延伸をめぐる認識について

 

 民主党政権になって、北海道新幹線札幌延伸認可決定が厳しい状態になっていることは、ご案内のとおりであります。政府の整備新幹線問題検討会議は、先月末、整備新幹線の未着工区間に係る課題を示しており、その中で、北海道新幹線に関して、①青函共用走行区間における運行形態のあり方、②並行在来線の経営のあり方、③整備計画における最高設計速度の見直しの3点について、さらに詳細に検討する必要があるとしております。

 しかしながら、これらの課題を含め、北海道新幹線の札幌延伸の最大のネックとなっているのは、財務省及び国土交通省が言う財源問題であり、政治主導の知恵が全くもって見えてこないのであります。鉄道建設・運輸施設整備支援機構の内部留保分1兆3千億円が事業仕分けによって一般会計に組み込みとなるようですが、1兆3千億円の活用を含めて、北海道新幹線財源問題の現状について、どのように受け止め、諸課題解決に関わって行くのか、知事の率直なお考えをお聞かせ下さい。また、今後の政府や民主党ヘの要請をどのように考えておられるのか、見解を伺います。

 

 

所 管 : 総合政策部新幹線・交通企画局新幹線対策室参事

答弁者 : 知事

 

 

未着工区間の建設財源などについてでありますが、

 

○ 国においては、現在、建設財源の確保の見通しは示されていないところであるが、道としては、これまでも、公共事業費の重点配分や本年4月の事業仕分けにおいて国庫返納とされた鉄道・運輸機構の特例業務利益剰余金の活用など、幅広い観点での建設財源の確保について、国に対して要望してきているところ。

 

○ また、本年8月に示された「整備新幹線の未着工区間等の取扱い」においては、北海道新幹線の課題について、「青函共用走行区間における運行形態のあり方」、「並行在来線の経営のあり方」及び「整備計画における最高設計速度の見直し」の3項目が示されており、今後、これらについて、さらに検討を行うとされたところ。

 

○ 道としては、並行在来線の経営分離に関し、沿線自治体及びJR北海道とさらに協議を重ねるなどして、課題の解決に向けて、鋭意取り組むとともに、国に対しては、財源問題を含め、これら諸課題の検討が早急に行われ、認可・着工となるよう、道内の自治体や経済界をはじめ、他県とも緊密に連携しながら、時機を失することなく、強く働きかけてまいる。

 

 

(二) 建設認可に係る認識について

 

 仮に、これ以上認可が伸びるとしたら、札幌延伸は約20年の歳月がかかることになると考えます。その頃には、中央新幹線はリニア・モーターカー時代に突入いたします。札幌まで新幹線が開通したニュースを見ると同時に、中央新幹線をリニア・モーターカーが疾走している映像を見ることになりかねないのであります。知事はいつまで建設認可を待てるのか、伺います。

 

 

所 管 : 総合政策部新幹線・交通企画局新幹線対策室参事

答弁者 : 知事

 

 

 建設認可に係る認識についてでありますが、

 

○ 北海道新幹線の整備に当たっては、その効果を最大限に発揮するために、札幌までの延伸を早期に実現することが是非とも必要であることを国に対し、長年にわたり強く訴えてきたところ。

 

○ 私としては、今後とも、沿線自治体や経済界などと一層緊密な連携を図りながら、本道に係る諸課題の解決に努め、一目も早い札幌延伸の実現に向けて、全力で取り組んでまいる。

 

 

 

(三) 新幹線札幌駅について

 

 札幌延伸が決定した場合、札幌駅のどの位置が、新幹線駅部分になるのか、お聞かせ下さい。新駅の位置によっては、まちづくりや交通体系が変ると思いますが、札幌市では、どのような駅周辺再開発を進めようとしているのか、併せて伺います。

 

 

所 管 : 総合政策部新幹線・交通企画局新幹線対策室参事

        建設部建設管理局建設政策課

 

答弁者 : 総合政策部長

 

 

 札幌延伸に係る札幌駅周辺のまちづくりなどについてでありますが、

 

○ 新幹線札幌駅の位置については、平成14年1月に日本鉄道建設公団が国土交通省に対して認可申請を行った「北海道新幹線新青森・札幌間工事実施計画」によると、現札幌駅に併設することとされているが、その詳細な位置などについては、新函館・札幌間の工事実施計画の認可後において鉄道・運輸機構とJR北海道の協議を経て決定されるものと承知しているところ。

 

○ なお、札幌市からは、新幹線駅については、現札幌駅が既に駅舎をはじめ商業ビルや駅前広場などの関連施設が完成していることから、これらの施設を有効に活用することを基本としていると聞いているところ。

 

○ また、札幌市では、本年1月に、札幌駅交流拠点の担うべき機能と役割を再構築することを目的に、学識経験者、経済界、道も含めた行政などからなる、「札幌駅交流拠点再整備構想案策定委員会」を設置し、その中で、北海道新幹線も視野に入れた道都の玄関口にふさわしい拠点のあり方を検討しているところ。

 

 

 

【指摘】

 北海道新幹線については、札幌延伸の問題のみならず、並行在来線の課題が残っています。これらを早急に解決し、北海道に延伸の障害となる問題はない状態としておかなければ、いつまでも認可が先延ばしにされる恐れがあります。

 こうした課題を解決すべく、全精力を傾注されることを切に願います。

 

 

<映像でみる>

 上記質問の模様は、こちら(道議会のホームページ)でご覧いただけます。 

 

 

 



ご意見・ご感想をお寄せください