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≪ 高速鉄道網について ≫
(一)高速鉄道整備の認識について
(二)整備手法について
平成21年3月12日
質問者 : 自民党・道民会議 千葉 英守
(一)高速鉄道整備の認識について
次に、鉄道高速化について伺います。北海道新幹線の札幌延伸に向けて、札幌~長万部間の工事着工が平成21年度認可となる方向で、政府与党ワーキンググループの決定がなされ、本道選出与党国会議員はじめ高橋知事並びに経済界・地方議会などの努力が実りつつあります。
しかしながら、今後、新函館~長万部間の工事着工や、在来線をどうするのか等々の、課題が山積しており、これらの課題に加えて、新幹線が仮に札幌まで開通したとして、「北海道交通ネットワーク総合ビジョン」でも「ほっかいどう社会資本整備の重点化方針」においても、その後の稚内、網走、根室への都市を結ぶ鉄道高速化にどう取り組むのか、鉄道高速化構想が明らかではありません。 鉄道高速化に関する知事の認識をお伺いいたします。
所 管 : 企画振興部新幹線・交通企画局交通企画課
答弁者 : 知事
鉄道の高速化についてでありますが、
○ 道内の鉄道交通ネットワークの充実を図ることは、道民生活やビジネスの利便性の向上はもとより、北海道新幹線の札幌延伸の効果を全道に波及させる観点からも重要であると認識している。
○ このため、道においては、昨年12月に策定した「北海道交通ネットワーク総合ビジョン」において、国、市町村、JR北海道との適切な役割分担のもと、高速化など幹線鉄道の利便性の向上に向け、必要な検討・取組を進めることとしているところ。
○ しかしながら、高速化の未整備区間である宗谷線の名寄以北や、石北線などにおいては、現在の利用状況などから考えて、採算性の確保が難しいものと見込まれており、これらの区間において鉄道高速化を実現するためには国による支援制度の充実・強化が図られることが必要であると認識している。
(二)整備手法について
現在までにJR北海道との協議をされているともお聞きしており、費用対効果など考えなければなりませんが、本道経済や観光産業の上からも鉄道高速化は必要であります。財源や鉄道高速化整備に係る制度の見直しが必要であるならば、開発予算要望に織り込むなど積極的な国への働きかけが必要と考えますが、ご見解をお伺いいたします。
所 管 : 企画振興部新幹線・交通企画局交通企画課
答弁者 : 知事
鉄道高速化に関する国への働きかけについてでありますが、
○ 道としては、これまでも、全国知事会などと連携し、鉄道の高速化など在来線の整備に対する国の支援制度の充実について要請活動を行ってきたところ。
○ 私としては、今後、広大な土地を有し都市間距離が長いといった本道の特性を踏まえて、鉄道高速化に対する支援制度の充実について国の施策等に関する提言に盛り込むなど、より積極的に国に働きかけて参りたい。