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《 教育課題について 》
(五) 長期欠席児童・生徒について
平成20年12月1日
質問者 自民党・道民会議 : 千葉英守
5-1 長期欠席児童・生徒について
次に、長期欠席児童・生徒についてでありますが。 道教委の調査によれば、教員も他の機関もあうことができていない長期欠席児童・生徒は、全道で252人に上るということでありますが、知事及び教育長はこれをどのように受け止めているのか伺います。 また、この子どもたちの状況を、冬休み前には把握すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。
所 管 学校教育局学校安全・健康課
答弁者 教 育 長
調査結果の認識についてでありますが
○ 今回の調査において、長期間学校を休んでいる児童生徒のうち、学校の教職員はもとより、他の機関の職員等も本人に会えていないと思われる児童生徒が252人に上っていることは、大変深刻な状況であると受け止めており、各学校においては、長期間学校を休んでいる児童生徒の背景に児童虐待が潜んでいる可能性もあるとの危機意識を持って対応する必要があると考える。
○ 道教委としては、教職員も他の機関等も会えていない児童生徒が在籍する学校に対して、児童生徒の状況や学校と関係機関との連携等を報告するよう指示しているところであり、その状況を、議員ご指摘のとおり、12月下旬を目途に取りまとめてまいりたい。
○ また、この取りまとめた結果については、保健福祉部や児童相談所、道警察本部、教育庁などが構成員となっている北海道児童虐待防止対策連絡会議において情報ていきょうし、今後の対応方策について協議してまいりたい。
5-2 長期欠席児童・生徒について
所 管 保健福祉部子ども未来推進局
答弁者 知 事
「長期欠席児童・生徒」についてでありますが
○ 先般の札幌市における約8年間にわたり、子どもを軟禁し登校をさせなかったという大変痛ましい虐待事案については、2人の子を育てた親として、私は、強い憤りを禁じ得ません。
○ また、この事案を受け、道教委が行った調査において、長期間学校を休んでいる児童生徒のうち学校の教職員のほか、児童相談所等の職員も本人に会えていないと思われる児童生徒が252人にも及んでいることは児童生徒本人の心身上の理由や保護者の拒否など、様々な状況が考えられるもののその背景には児童虐待がある可能性も否定できていないことから、大変深刻で憂慮すべき事態であると受け止めているところ。
○ このため、道としては、これまで、道教委、道警本部、児童相談所などで構成する「北海道児童虐待防止対策連絡会議」を開催し、札幌市の事案を教訓として、関係機関における情報の共有や連携の強化を図るとともに当該児童生徒の安否確認の徹底について確認したところであり、私としては、こうした不幸な事案が再び起きることがないようさらには、児童虐待の根絶に向けて、しっかりと取り組んで参る。