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《 教育課題について 》
(一) 学力向上対策について
平成20年12月1日
質問者 自民党・ 道民会議 : 千葉英守
1 学力不足の要因について
次に、教育問題についてであります。始めに、学力向上対策についてであります。文部科学省のいわゆる学力テストの結果が、小、中学校とも昨年同様、すべての教科で全国平均を下回り、全国順位も極めて低いレベルに終わったことは、誠に残念といわざるを得ません。また、道教委が独自に行っている高校学力テストにおいても1科目を除き、学習指導要領の内容を標準的に勉強すれば、正解者はコノくらいの割合だろうという「設定通過率」を大きく下回っております。小・中学校から高校まで、基礎学力が低いことの要因はどこにあるのか、道教委の認識を伺います。
所 管 学校教育局義務教育課(高校教育課)
答弁者 教 育 長
次に、学力向上に関しまして、まず、本道の子どもたちの学力に関わってでありますが
○ この度の全国学力・学習状況調査の結果において、平均正答率が、全国より低い要因については、様々考えられるが、今年度の教科に関する調査や質問紙調査を分析したところでは、
・補充的な学習サポートの取組など授業以外の学習時間の確保が十分でないこと
・家庭学習など学習習慣の定着が十分でないことなどが考えられるところであり
学校における取り組みについてみますと、指導体制や指導方法等の工夫・改善に不十分な面なども見られたところ。
○ また、高等学校で実施している学力等実態調査の結果においては、約65%の問題で、設定通過率を下回っており高等学校においても、各学校において、学力等実態調査の結果の基づいた指導方法の工夫・改善等が十分ではないと考えられる。
2 目指す姿について
本道と同様、学力テストの結果が2年連続で低迷したことを受け大阪府教育委員会は、3年間で学力を向上させ全国一を目指すこととし、橋下知事は深刻な財政危機にありながら、30億円に上る教育振興基金を創設する方針を打ち出したとのことであります。道教委は、市町村教委や各学校に対して具体的な重点対策を示すとともに、3年後の目標数値を掲げるなど、目指す姿を示すべきと考えますが、教育長の見解を伺います。
所 管 学校教育局義務教育課
答弁者 教 育 長
学力向上に向けた具体方策についてでありますが
○ 道教委では、この度、「平成20年度全国学力・学習状況調査調査結果報告書」として取りまとめ、公表したところであるが、本報告書においては、昨年度作成した「北海道学校改善支援プラン」を支える学習習慣の定着や基礎・基本の確実な習得などの3つの柱に基づき、
・ 授業以外の学習の機会や時間の確保
・子供のつまずきへフォロー
など、重点的に取り組んでいただきたい事項について6つの提言を行ってきたところ。
○ さらに、この提言を受けた改善方策や道内の優れた選考事例などを掲載し、すべての学校において具体的な実践を通じて指導の改善充実が図られるよう示したところであり、各学校において、積極的に取り組むよう指導してまいる。
○ この度の学力調査は、学習指導要領に示された基礎・基本を問う内容で構成されているところ。
○ 私としては、そうした基本的な内容について十分理解し、答えていくことができる力をすべての子供たちに身につけさせることを目標に取り組んでいかなければならないと考えており、そうした取組を積み重ねることにより、学力調査の結果においても上位の成果につながっていくものと考えている。