議会報告 【平成20年 第2回北海道議会定例会 一般質問】 平成20年6月17日 「定住自立圏構想について」

火曜日, 6月 17, 2008

《 定住自立圏構想について 》

 

(一) 制度の定着について

(二) モデル地区の公募について

 

平成20年6月17日

質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 

(一) 制度の定着について

 この制度を定着させるために、道として、積極的な役割をはたすべきであります。まず、どのような共同利用が考えられるのか、道が、具体の地域を想定しながら、実現可能な利用形態を描き、それを市町村に周知することを始めるべきと考えます。見解を伺います。

 

所 管: 企画振興部地域づくり支援局参事

答弁者: 企画振興部長

 

定住自立圏構想についてでありますが

○ この構想は、人口5万人を目安とする中心市と、周辺市町村が「協定」という新しい仕組みによって連携し合うことで、「定住自立圏」を形成し、日常生活に必要な機能を備えた社会空間を形成することによって、地方圏への人の流れに創出を目指すものであると承知している。

 

○ 道としては、この構想は、自治体同士が、自主的な判断の下に、相互に連携する圏域を形作っていくという新しい発想に立つものであることなど、大変参考になるものと考えており、今後、道内においても、この定住自立圏構想についての理解が広がり、これからの地域づくりや自治のあり方などについての議論が活発に行われるよう、市町村と率直に話し合う場を設けるなど積極的な取組みを進めて参りたい。

 

(二) モデル地域の公募について

 また、総務省では、今年の秋までに全国からモデル地域を公募するとのことでありますが、道としては、どう取り組むのか、併せて伺います。

 

所 管: 企画振興部地域づくり支援局参事

答弁者: 企画振興部長

 

モデル地域の公募などへの対応についてでありますが

○ 道では、持続可能で活力ある地域づくりを進めていくため、新しい総合計画において、都市と農山漁村の連携・相互補完を一層強めることや、地域における広域的、多層的な連携を図ることを基本方針としており、 この度示された国の定住自立構想と相通ずる面があるものと考えている。

 

○ こうしたことから、お話のありました定住自立圏のモデル地域についても、今後、その具体的な内容や進め方などについて情報収集するとともに、市町村などと十分意見交換しながら、的確に対応して参りたい。



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