議会報告 【平成20年 第1回北海道議会定例会 予算特別委員会(企画振興部所管)】 平成20年3月21日 「ブロードバンドの普及について」

金曜日, 3月 21, 2008

《 ブロードバンドの普及について 》
 

 

  
ブロードバンドの普及について
 
(一) 導入計画について
(二) 石狩湾新港地域について

  
平成20年3月21日
質問者: 自民党・道民会議 千葉英守

 
ブロードバンドの普及について
 
(一) 導入計画について

 今や暮らしや産業活動、さらには地域づくりを進める上で、ブロードバンドの整備が不可欠となっているが、道内では、未だに一部地域で導入が遅れ、情報通信格差が解消されないままとなっている。どこに住んでいても、いつでもインターネットが使えるように、ブロードバンドの普及を急ぐべきと考えるが、見解を伺う。
 
所 管: 企画振興部科学IT振興局情報政策課
答弁者: 科学IT振興局長
 
ブロードバンドの普及についてでありますが
○ ブロードバンドについては、原則として、民間主導により整備が進められており、過疎地域などの条件不利地区においては、利用できない世帯があり、市町村に対する調査結果によると、昨年10月時点では、153市町村、合計約10万世帯においてブロードバンドが利用できない状況にあると承知している。
 
○ 道としては、情報通信技術が経済社会のあらゆる分野に浸透する中で、すべての道民が等しく、その恩恵を受けられるような環境づくりが重要であると考えており、また、国においては、平成18年に発表した「IT新改革戦略」や「次世代ブロードバンド戦略2010」において、2010年度までに、ブロードバンド・ゼロ地域を解消するという目標を掲げているところ。
 
○ 道においては、こうした状況を踏まえ、北海道総合通信局とともに、昨年3月、民間事業者の参画を得て「北海道地域ブロードバンド環境整備促進会議」を設置し、今後の整備目標などについて協議するとともに、環境整備が進んでいない市町村に対して、ブロードバンドに関する技術動向や、整備方策に関する情報提供などを行っているところ。
 
○ 今後とも、民間事業者や、自らブロードバンド環境の整備に取り組む市町村に対する支援措置の充実について、国に要請するなど、関係機関との連携のもと、ブロードバンド環境が早期に整備されるよう努めて参りたい。
 
(二) 石狩湾新港地域について
 本道経済の牽引役として期待される「石狩湾新港地域」においても、整備が遅れており、日々の産業活動はもとより企業誘致にも影響がでている。この地区のブロードバンド化にどう取り組むのか伺う。
 
所 管: 企画振興部科学IT振興局情報政策課(経済部産業立地推進局産業立地課)
答弁者: 科学IT振興局次長
 
石狩湾新港地域におけるブロードバンド環境の整備についてでありますが
○ 石狩湾新港地域の約90パーセントにおいては、ブロードバンドの利用が可能であるが、新港東1丁目などの地区では、ISDN回線による対応となっているものと承知しているところ。
 
○ こうした中、石狩市において、本年1月、NTT東日本に対して、ブロードバンドを利用できない地区の環境整備について要望したところであるが、庁内関係部においては、石狩湾新港地域の企業立地を促進する上で、ブロードバンド環境の整備は重要であることから、引き続き、道や石狩市、石狩開発株式会社などの関係機関で構成する石狩湾新港地域開発連絡協議会として民間事業者に対し、働きかけていくこととしているところ。
 
○ 私どもとしても、関係部に対して各種の情報提供を行うなど連携を図りながら、ブロードバンドの整備促進に努めて参りたい。



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